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『となりのトトロ』ネコバス“最後の行き先”とは?【たった1文字】の“仕掛け”に「何回も観てたのに」「マジじゃん」

  • 2026.11.2
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© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

1988年の公開から現在に至るまで、幅広い世代に愛され続けているジブリ映画。本作に登場するバスのような姿をした不思議な生き物は、ユニークな見た目と愛らしい仕草で多くの人々を魅了してきた。そしてラストシーンには、そんな本作にとって欠かせないキャラクターの“最後の行き先”の秘密が隠されている。たった1文字で描かれた行き先とは、一体どこなのだろうか。

※以下本文には作品内容が含まれます。

物語に温かさをもたらした不思議な生き物・ネコバス

1988年に公開され、今なお愛され続けているスタジオジブリ制作のアニメ映画『となりのトトロ』。本作の興行収入は11.7億円と振るわなかったものの、「1988年度毎日映画コンクール」で日本映画大賞と大藤信郎賞に輝き、「第13回報知映画賞」監督賞を宮﨑駿監督が受賞するなど、数々の受賞歴を持つ。

アニメ映画『となりのトトロ』には、トトロ(CV:高木均)をはじめとしたさまざまな不思議な生き物が登場する。なかでも大きなネコとバスが融合したような姿をしたネコバス(CV:龍田直樹)は、子ども心に「乗ってみたい」と思ったことがある人も多いのではないだろうか。

森の中や電線の上を自由自在に駆け抜けるネコバス。大きな目はヘッドライトのように光り、座席はふかふかの毛皮に覆われているなど、ユニークな特徴を持っている。物語の終盤では、迷子になった妹のメイ(CV:坂本千夏)を探すサツキ(CV:日髙のり子)の前に、トトロがネコバスを呼び出した。

行き先を“めい”に変えたネコバスは、サツキをメイのもとへ送り届け、2人が再会できるように助けてくれた。さらに、かあさん(CV:島本須美)が入院する病院へ向かい、サツキとメイが母親の元気な姿を確かめる手助けもしている。ネコバスはサツキとメイの冒険を支え、物語に持ち前のふかふかした毛並みのような温かさをもたらした、本作に欠かせないキャラクターと言えるだろう。

たった1文字で描かれた“最後の行き先”

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© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

アニメ映画『となりのトトロ』のクライマックスで、サツキとメイを助けるために大活躍を見せたネコバス。実は、物語のラストシーンでは、たった1文字でネコバスの最後の行き先が描かれていた。

サツキとメイを無事に送り届けたネコバスは、2人に見送られながら帰っていく。このとき注目したいのが、ネコバスの上部に表示されている行き先だ。行き先表示には、ひらがなで“す”と書かれている。この“す”は、ネコバスが暮らす“巣”を意味していると考えられる。

手を振るサツキとメイを屋根の上から見下ろしながら、行き先を“す”に設定し、半透明の姿になっていくネコバス。そしてネコバスはぴょんと飛び上がり、夜空に消えてしまった。ネコバスはサツキたちを乗せた後、彼女たちと同じように自分のすみかへと帰っていったのではないだろうか。

空には星がきらめいており、あたりはすっかり真っ暗だ。サツキたちを乗せて長距離を移動したネコバスも、夜になったら家で休んでいるのかもしれないと想像が膨らむ。ネコバスの最後の行き先についてSNSでは「可愛い」「彼にも家族がいるのかも」「何回も観てたのに!」「マジじゃん」「知りませんでした!」との声が上がった。

わずか1文字の最後の行き先は、ほんの一瞬の演出でありながら、ネコバスにも私たちと同じように日常の暮らしがあることを想像させる微笑ましい仕掛けだ。『金曜ロードショー』でアニメ映画『となりのトトロ』が放送された際、SNSで反響を呼んだ理由には、奇妙な生き物でありながらどこか人間らしく、愛らしいネコバスの存在も大きいと言えるだろう。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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