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『魔女の宅急便』キキとジジ【話せなくなったワケ】に“魔力”は関係なかった…“判明した事実”に「え!」「ショック」複雑な声も

  • 2026.10.11
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

宮崎駿監督が手がけた、1989年公開の名作アニメ映画。本作では、主人公とその相棒となるキャラクターの微笑ましい関係性が描かれる一方、物語の途中で2人に大きな異変が訪れる。実は、この変化には主人公の成長にまつわる深い意味が込められていた。本稿では、2人が突然話せなくなった理由と、その背景にある切なくも温かいメッセージを紐解く。

※以下本文には作品内容が含まれます。

キキとジジに訪れた大きな“異変”

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© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

1989年に公開された宮崎駿監督によるアニメ映画『魔女の宅急便』。本作は角野栄子先生が手がけた児童小説を原作としており、興行収入は36.5億円を突破している。老若男女から愛され続ける不朽の名作で、2026年6月19日からは期間限定でリバイバル上映された。

本作は、魔女の家系に生まれた13歳の少女・キキ(CV:高山みなみ)が、一人前の魔女を目指して奮闘する姿を描いた成長物語だ。13歳になると親元を離れ、知らない街で修業するというしきたりのもと、キキは黒猫・ジジ(CV:佐久間レイ)とともに海辺の街であるコリコにたどり着く。そこでパン屋を営むおソノ(CV:戸田恵子)と出会い、空を飛ぶ魔法を活かした宅急便を始めることに。

さまざまな人々と出会い、少しずつ成長していくキキ。そんな彼女を支える相棒が、ジジだ。キキにとってジジは大切な家族であり、何でも話せる親友のような存在でもある。キキが新しい街での生活に不安を感じた際には、ジジがフレンドリーに応えるなど、2人のやり取りからは長年の信頼関係がうかがえる。ジジは皮肉っぽい発言をすることもあり、キキとのコミカルな掛け合いも本作の見どころだ。

しかし、物語の中盤で、2人の関係性に大きな変化が訪れる。慣れない環境での暮らしに悩むキキは、ある日突然、魔法の力が弱まってしまう。それと同時に、当たり前のように理解できていたジジの言葉もわからなくなり、「ニャー」という普通の猫の鳴き声として聞こえるようになるのだ。

見ず知らずの人ばかりの環境に身を置いたキキにとって、いつも傍にいるジジの存在は心強かったはずだ。そんなジジの言葉がわからなくなってしまったキキのショックは、相当なものだったと考えられる。物語の最後までキキがジジの言葉を理解できるようになる描写はなく、これまでの仲の良い2人を見てきた私たちにとっても、どこか切なさが残るのだ。

なぜキキとジジは話せなくなったのか?

作中では、ある日突然キキがジジの言葉を理解できなくなった理由についてハッキリと明かされていない。一方で、『金曜ロードショー』のX(旧Twitter)公式アカウントは、以下のように鈴木敏夫プロデューサーのコメントを投稿している。

(ジジは)ただのペットじゃなくて、もうひとりの自分なんですね。だからジジとの会話っていうのは、自分との対話なんです。ラストでジジとしゃべれなくなるというのは、分身がもういらなくなった、コリコの町でちゃんとやっていけるようになりました、という意味を持っているわけです
出典:『金曜ロードショー』X公式アカウント 2026年5月8日

鈴木プロデューサーのコメントについて、SNSでは「大事なことを教えてもらった」「知らんかった」との声が上がった。一方で、「ジジともう話すことはないってことか…」「え!」「ショックだな」「寂しすぎます」と、複雑な感情をあらわにするコメントも寄せられている。

物語のなかで、森の小屋で暮らすウルスラ(CV:高山みなみ)との交流を通して、キキは自分自身と向き合う。ウルスラからのアドバイスを受け、思い通りにならないときは無理をせず、自分の気持ちを見つめ直すことの大切さに気づいていくのだ。

さらに終盤では、飛行船の事故でピンチに陥ったトンボ(CV:山口勝平)をキキが救うシーンが描かれる。キキは借りたデッキブラシにまたがり、スランプを乗り越え、再び空へと飛び立つ。このときのキキはひとりで判断し、ありったけの勇気を出して、彼女にしかできないことをやり遂げた。

新しい環境での経験や困難を通して、精神的に自立していったキキ。彼女はジジに頼らずとも、ひとりでやっていける強さを手に入れたと言えるだろう。そして、新たな一歩を踏み出したキキとただの猫に戻ったジジは、成長の喜びとともに、一抹の寂しさを感じさせるのだ。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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