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ロジャー・ウォーターズ、息子とピンク・フロイド新企画

  • 2026.9.30

「The father’s legacy. The son’s band. The music that defined a generation.(父の遺産。息子のバンド。世代を定義した音楽。)」――このキャッチコピーとともに、ロジャー・ウォーターズが新たなライブ・プロジェクトを発表した。その名も「Roger Waters Presents LEGACY – A Pink Floyd Show」。2026年9月29日にAEG PresentsとICON LIVEが発表したもので、ロジャーの指揮のもと、息子のハリー・ウォーターズが率いる10人編成のバンドが、2027年2月から北米・欧州100都市以上を巡るツアーを行う。ロジャー自身はステージには出演しない。(フロントロウ編集部)

ハリー・ウォーターズとはどんなミュージシャンか

ハリー・ウォーターズは、B3オルガン、ピアノ、ボーカルを担当するキーボーディスト兼作曲家。ツアー・ミュージシャンとして長年のキャリアを持ち、15年以上にわたって父ロジャーとステージをともにしてきた。今回の「LEGACY」では音楽監督を務め、バンドを率いる。

ハリーとピンク・フロイドの縁は幼少期にまでさかのぼる。1979年のアルバム『ザ・ウォール』収録の「Goodbye Blue Sky」の冒頭には、当時2歳だったハリーの「Look mummy, there’s an aeroplane up in the sky」という声が収録されている。

バンドは、ピンク・フロイドの黄金期とされる1971年から1979年に焦点を当て、『狂気』『炎~あなたがここにいてほしい』『アニマルズ』『ザ・ウォール』から選曲。2時間を超えるステージで、オリジナル音源を可能な限り忠実に再現することを目指す。

世界中から選ばれたボーカリスト

このショーで注目されるのが、リード・ボーカリストの選考プロセスだ。ロジャーとハリーは世界規模のオーディションを実施し、最終的にカナダ出身でナッシュビルを拠点に活動するクリフトン・デイヴィッド・ブロードブリッジを抜てきした。

10人編成のバンドには、ハリーとクリフトンのほか、ロジャーのツアーでも長年ドラムを担当してきたグラハム・ブロードらが参加。「できる限りオリジナル音源に忠実に再現する」という方針のもと、ピンク・フロイドの楽曲をよみがえらせる。

ロジャーが生み出したビジュアルとともに

「LEGACY」のステージ演出にもロジャーが関わっている。ロジャーのチームが手がけるステージでは、ピンク・フロイドのオリジナル作品から着想を得たイメージや、ロジャーがバンド在籍時に制作に関わったビジュアルなどを高精細LEDスクリーンに映し出す。音楽だけでなく、1971年から1979年にかけてのピンク・フロイドの世界観を視覚的にも振り返る構成となる。

北米ツアーは2027年2月15日にスタートし、北米と欧州を合わせて100都市以上を巡る予定。北米公演のチケット一般発売は10月2日で、欧州公演の日程は今後発表される。

なお、ピンク・フロイドをめぐっては、1971年に発表されたアルバム『おせっかい』の55周年記念盤が2026年10月に発売されることも発表されたばかり。半世紀以上にわたって愛され続けるピンク・フロイドの音楽を、新たな形で体験できるプロジェクトとして注目を集めそうだ。

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