1. トップ
  2. マンガ
  3. ママ友「今日も財布ないの」→私「各自で前会計で」店員さんに頼んだ結果

ママ友「今日も財布ないの」→私「各自で前会計で」店員さんに頼んだ結果

  • 2026.10.1
SHUFUFU

ベビーカーを押して公園から駅前へ。汗が引くころ、「どこ入る?」と自然にランチの流れになる。楽しい時間のはずなのに、私は少し身構えていた。前にもここで困ったことがあったからだ。

その原因は、同い年のママ友の一言。「あ、今日も現金ないんだよね」。その一言で、会計の段取りが頭をよぎる。

「今日も財布ないの」にまた?

最初にそれを言われたのは、子どもたちが寝落ちしたタイミングのカフェだった。

「ごめん、今日現金が…立て替えておいて? 次会ったとき返すから」

初回は「いいよ、あるあるだよね」と笑って流した。私も子育て中、忘れ物はある。

でも次の週も、その次の週も、ほぼ同じセリフ。「また現金がなくてさ」「スマホ決済が不調で」。言い分は少しずつ形を変えるだけ。

「じゃあ今回は私が」。そう言って私はレシートを持ち帰り、日付と金額をメモした。返すと言われたから、覚えておくだけのつもりだった。

「次でまとめて払うね」の繰り返し

返金の話になると、彼女は「今、細かいのがなくて」「次、まとめて渡すね」と笑う。声は明るく、悪気はなさそうに見える。だからこそ、指摘しづらい。

一方で、店を選ぶのは彼女が主導で、デザートが映えるお店が多い。頼むメニューもデザートとドリンク付きのしっかりセット。レシートの数字だけがじわじわ増えていく。

「まあ、次でいいか」——最初の2回は私もそう言い聞かせた。けれど三度目の「ごめん、またお願い」で、私はやり方を変えようと決めた。子どもも一緒だし、強い言い方は避けたい。なら、最初から各自で払う形にすればいい。

「各自で前会計で」レジにお願い

次の集まり。駅前の新しいカフェに入った。テーブルに着く前、私はレジの店員さんに声をかけた。

「すみません、注文前に、各自で前会計にしていただけますか?」

店員さんは「はい、大丈夫ですよ」とうなずき、メニューを人数分に分けてくれると言う。

席に戻ると、彼女がいつもの調子で口を開いた。「今日も現金が——」

私は彼女に伝えた。「ここ、前会計で、みんな個別にお願いするって」

ちょうど店員さんがオーダーを取りに来て、「お一人ずつお会計いたしますね」と確認。私は自分の分を先に注文して、その場で支払った。

スマホ決済、今日は普通に通る

一瞬、彼女は困ったように目を泳がせたが、すぐにスマホを取り出した。

「じゃ、スマホで払います」

画面にエラーは出ない。タップ一回で支払い完了。戻ってきた彼女は少し声を落として、「さっきのケーキ、今日はやめとく」と言った。私たちは「それもありだね」と受けて、話題は子どもの発表会や習い事の時間割へ移った。あの“払う・払わない”の居心地の悪さは出てこない。

その日を境に、彼女から「今日も財布がなくて」は聞かなくなった。

その日から「財布ない」は消えた

それから数か月。ランチは変わらず続いている。同じメンバーで、同じ笑い声。違うのは、最初に各自で払うのが合言葉になったことだ。新しいお店でも、「前会計、各自でいけますか?」と最初に確認するのが定番になった。

彼女はというと、会計のタイミングになると率先してレジへ向かうようになった。スマホも財布も、いつでも出せるみたいだ。

今は、楽しい話だけ持ち帰る

前はレシートのメモを見るたび、モヤモヤも思い出した。でも今は、子どもと昼寝しながら、ランチの楽しい話だけを思い出せる。会計の心配がないだけで、こんなに気が楽なんだと実感した。

さいごに

「今日だけお願い」に揺れる気持ち、ありますよね。面と向かって指摘しにくいときは、最初にルールを決めておくのが効きます。誰も傷つけず、曖昧さだけをなくす一手。あなたなら、どんな場面で“前会計”を取り入れますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ