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最旬にしてクラシカル、着こなしを選ばない【エルメス】の大人の日常に寄り添う新名品バッグ3選

  • 2026.9.30

「私が思うその人の魅力を、クリエイター同士の自由な化学反応で、ファッション誌だからできる表現で見せたい」と語るスタイリスト長澤実香さんの連載。今月はスペシャル版。秋冬シーズン到来に先駆け、スタイルの要となるIT BAGを長澤さん目線でピックアップ。モデルという枠に収まらない活躍、そのスタイルある生き方が好きと長澤さんが語る紗羅マリーさんと共にお届けします。
 
写真 熊谷勇樹

エルメス HERMÈS

バッグ〈ボリード1923・パドック〉[H25×W35×D16㎝(実寸)]¥2,629,000※参考価格、コート¥2,101,000、ニット¥300,300(全てエルメス/エルメスジャポン)

メゾンのエレガンスを象徴する存在の〈ボリード〉が、馬着の装いでカバーリング。馬術競技の際、馬たちが正装待機するのに用いる馬着や頭巾からイメージされたそのバッグカバーは、トレンチコートのエスプリを宿したツイルコットン地。外周を走るパイピングがタフさを印象づけ、思わず目を奪われるクラシカルなデザインだ。装飾品としての新鮮さはもちろんのこと、生地には撥水加工が施され、不測の事態にもコミットする頼もしさ。総じて、さすがのエルメスと唸る。

バッグ〈サック・ドゥ・ジュール〉[H23×W39×D18㎝]¥1,518,000、バッグ〈クルー・ド・フォルジュ〉[H15.5×W21.5×D8.5㎝]¥2,035,000、ニット¥640,200、パンツ¥2,101,000※共に参考価格、ブーツ※参考色¥647,900(全てエルメス/エルメスジャポン)

印象は極めて色濃いのに、着こなしを選ばない。そんな大小ふたつのバッグもピックアップ。トラベルバッグを思わせる広いマチ幅の〈サック・ドゥ・ジュール〉は、カーフレザー製。切り替え部分の下を通るハンドルが乗馬の鞍を調整するストラップを彷彿させ、象徴的な白のステッチワークがエルメスらしさを物語っている。内側はキャンバス地で内外両方にファスナー、自立する底鋲付きとデイリーユースへのこだわりも見逃せない。ジュエリーのシグネチャーからバッグの留め具へ、蹄鉄に着想を得たメゾンらしい金具表現を再解釈した〈クルー・ド・フォルジュ〉もまた然り。静かなる主張と高い収納力で、昼夜をまたぐ使い勝手のよさを誇る。どちらも大人にふさわしい、いい意味での緊張感が日常のスパイスになるタイプ。

バッグ〈クルー・ド・フォルジュ〉[H15.5×W21.5×D8.5㎝]¥2,035,000(エルメス/エルメスジャポン)©Hermès

バッグ〈サック・ドゥ・ジュール〉[H23×W39×D18㎝]¥1,518,000(エルメス/エルメスジャポン)© Studio des fleurs

Profile_紗羅マリー(さらまりー)1986年愛知県生まれ、39歳。13歳でモデルデビュー。数多くのファッション誌で活躍後、俳優・音楽活動もスタート。ファッションブランドIROJIKAKE、アイウェアブランドSAUVAGE EYEWEARのクリエイティブディレクターも務める。日本のApple Podcast Ranking 2026年上半期ベスト10、Spotifyの今注目するポッドキャスターにも選ばれたことのある「紗羅マリーのひみつの小部屋」はぜひチェックして。

Profile_長澤実香(ながさわ・みか) 札幌生まれ。地元の広告代理店でのOL経験を経て、ファッションに携わることを目指し上京。モードをリアルなスタイリングに落とし込む達人として、コンサバ誌からモード誌まで幅広く活躍する人気スタイリストに。説得力のあるスタイリングポリシーと、切れ味のよい軽快な語り口が魅力で、トークショー、ブランドとのコラボレーション、ディレクションなどオファーは多岐にわたる。

direction & styling_MIKA NAGASAWA
hair_JUN GOTO[Republish-ota office]
make-up_YUMI ENDO[eight peace]
model_SARA MARY text_NAO MANITA

courtesy of HERMÈS

otona MUSE 2026年10月号より

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