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『ボタン83個』で人間と会話する“賢すぎる犬” 飼い主が“言葉を理解している”と感じた瞬間とは「もう本当にわかってるなって」

  • 2026.10.12
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(C)AbemaTV,Inc

Instagramのフォロワーは12万人超え!いまSNSで人気を集めているのが、ボーダーコリーのルークくんです。人気の理由は、可愛さだけではなく、その「賢さ」にあるのだそう。

平日よる9時〜ABEMAで生放送をしている『#アベプラ』では、ルークくんの暮らしをのぞきながら、「ペットとのコミュニケーションの可能性」について議論。MCを務める松陰寺太勇さんと共に内容を深掘りしていきます。

「昨日、ドッグラン、楽しい」…ボタンで気持ちを伝える賢いボーダーコリー

VTRに登場したのは、話題となっているルークくん。「賢い」とのことですが、どれくらい頭の良いワンちゃんなのでしょうか?

散歩中、飼い主であるルークパパさんが「前から人来た。真ん中寄って、真ん中」と声をかけると、ルークくんはスッと動きます。人間の言葉を聞いて動く姿は、たしかにお利口さんです。

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(C)AbemaTV,Inc

でも、ルークくんの本当のすごさはここから。なんと、とあるアイテムを使ってルークパパさんとお喋りが可能なのです!

ルークパパさんの家の床には、「トーキングボタン」と呼ばれる特殊なボタンが大量に敷き詰められた一画があります。ボタンには、それぞれ「おやつ」「ごはん」などの言葉を、人間の声で録音してあり、ルークくんがボタンを押すとその言葉が流れる仕組みです。

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ルークパパさんが「ちょっと休む?」と声をかけると、ルークくんはすかさず「遊ぶ」のボタンをポン!と前脚で押しました。まるで会話をしているみたいですね!

ルークくんがボタンを使い始めたのは、生後7ヶ月のとき。最初は「ごはん」「水」など、簡単な要求ばかりでした。ボタンの数も数個だけだったとのこと。

しかし、それから約3年。スタジオにゲストとして登場した飼い主のルークパパさんによると、ボタンは今まで83個にまで増えたのだそう!

ルークパパさんには、ルークくんが言葉を分かっていると感じた出来事があります。代々木公園のドッグランで遊んだ次の日、「昨日楽しかったね」と話していたときのこと。ルークくんが「昨日」「ドッグラン」「楽しい」と、3つのボタンを続けて押したのです!ルークパパさんは当時を「もう本当にわかってるなっていう確信しましたね」と振り返ります。

ボタンのおかげで、意外な本音も分かりました。ルークパパさんは、散歩はどの犬も喜ぶものだと思っていました。ところがボタンを使うようになって、ルークくんは散歩が「実はそんなに好きじゃないんだな」と分かったといいます。

散歩に誘うと、「明日」「後で」、夏は「あつい」、冬は「さむい」などのボタンで断ってくるのだとか。犬にも、今日は行きたくないという日がある…なんだか親近感がわいてしまいますね。

ボタンは、ルークくんの体を守る役目も果たしています。ルークパパさんによると、ボタンを使う一番の目的は、病気の早期発見。そのため、「痛い」や体の部位も教えているそうです。

実際に、ルークくんが「お腹」「音」と押してきたことがありました。お腹を触ってみるとギュルギュルと鳴っていて、外へ連れていくと便が緩かったのだそう。言葉で伝えてもらえたら、飼い主としては本当に心強いですよね。

そもそも「トーキングボタン」とは?

トーキングボタンは今、海外を中心に、ペットとのコミュニケーションツールとして広がっているそうです。最初は4〜5個ほどのボタンから始めて、覚える言葉に合わせて少しずつ増やしていくのだとか。

では、どうやって言葉を教えるのでしょうか。ルークパパさんは、「あつい」を例に教えてくれました。気温が高く地面が少し熱い日に、あえて外へ出し、「あついね、あつい」と何度も声をかける。それを繰り返すうちに、状況と単語が結びついて覚えていくそうです。

ちなみに、ルークくんはボタンを場所で覚えているとのこと。見なくても、そのまま押せるといいます。文字を読まないと分からないルークパパさんより、ずっと速く押せるそうです。

犬と人間のコミュニケーションを研究する、立正大学心理学部特任講師の高岡祥子さんによると、トーキングボタンについては、2024年にアメリカのカリフォルニア大学の研究チームが論文を発表しているとのこと。ボーダーコリー以外にもさまざまな犬種が研究に参加し、ボタンを使って飼い主とコミュニケーションを取っていると報告されているそうです。

ルークくんだけが特別、というわけではないのですね。

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(C)AbemaTV,Inc

ここまで聞いて、自分の犬にもできるのか、気になる人も多いはず。8歳の犬を飼っているというMCの松陰寺さんの「もう遅いですか?」という質問に、ルークパパさんは、「遅すぎるということはない」と答えました。ただ、生まれたときから始めた方が定着はしやすいようです。

本当に犬と会話できるの?

とはいえ、本当に犬と会話ができているのでしょうか?高岡さんは、研究者の間では「慎重に」議論されている問題だと話してくれました。

高岡さんによると、飼い主はどうしても擬人化したがるため、コミュニケーションが取れていると「解釈をしすぎる時がある」のだそう。

たとえば「ごはん」を押してごはんがもらえるのは、ボタンを押すと飼い主がごはんをくれると、犬が上手に学習しているから。一方で、「今日はあついですね」のような状況の説明は難しく、解釈は慎重にしないといけないといいます。飼い主の受け取り方次第、という面もあるわけですね。

さらに高岡さんは、「昨日」や「痛い」のように、人間に分かりやすい場面だけを、飼い主がよく覚えている可能性も指摘します。文章にならなかったときのことは「無視しちゃってることがもしかしたらあるんじゃないかな」と話しました。

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ルークパパさんも、「思い込みも確かにあるとは思うんですよ」と認めます。

それでも、ボタンで言葉を返されると「逃げようがない」のだそう。映画を見ていて、「遊ぶ」と誘うルークくんに「後で、後で」と断り続けると、そのうち「怒る」のボタンを押してくるといいます。言葉で「怒る」と言われたら、さすがにドキッとしてしまいますね。

ルークパパさんは最後に、「犬の能力はだいぶその過小評価されてるなっていう気がする」と語りました。「犬はこんなもんだろう」と思ってしまうことが、犬にとっての障害になっているのでは、といいます。

番組では、犬と人間のコミュニケーションに関する最新の研究についても議論が続きます。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』
ボーダーコリーのルークくんは人間の言葉をどこまで理解?トーキングボタン83個で気持ちを伝える犬と人間のコミュニケーションと会話の可能性を高岡祥子教授が解説
[配信日時]2026年9月11日(金)
[出演者]MC : 松陰寺太勇、ルークパパ(ルークの飼い主)、高岡祥子(立正大学心理学部特任講師)、宇佐美典也(エネルギー事情に詳しい餃子店オーナー)、平野未来(シナモンAI代表取締役社長 政府の日本成長戦略会議メンバー)、室井佑月(小説家)、司会進行 : 平石直之(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 榎本温子
[番組URL]https://abema.go.link/c6IdC

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※記事内の情報は執筆時点の情報です

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