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季節ごとのラックがクローゼット代わり。〈ヨーガンレール〉プレス・武 安輝子さんのセンスのいいクローゼット。

  • 2026.9.29

スタイルのある人のワードローブはどのように形づくられているのだろう。&Premium155号(2026年11月号)「あの人のクローゼット」より、〈ヨーガンレール〉プレス・武 安輝子さんのクローゼットを紹介します。

2本のラックを春夏秋(写真1枚目)、冬(写真2枚目)と季節ごとに入れ替えて使用。
ベルトやスカーフ、ジュエリーなどを吊るしている栗の木のラックは、木工作家・井藤昌志によるもの。帽子を掛けている左のポールは古道具屋で購入した。

季節ごとのラックがクローゼット代わり。

以前の家では収納が充実していた分、すべてしまい込んでしまい、入居以来一度も開けていない衣装ケースもあったという武安輝子さん。「スペースがあるのをいいことに、物が増え続けていました」

その経験から、現在の家をリフォームする際には、あえて自身のクローゼットや納戸はすべて撤去。「持ち物が可視化できる」住まいにした。衣替えは春夏秋、冬の年2回。シーズン中の服はラックに掛かる分だけと決め、色別に並べている。
「何を持っているかが一目でわかれば、同じようなものをつい買ってしまうことも防げます」

オフシーズンの服はアンティークのスーツケースやラックにまとめ、埃や色あせを防ぐため布を掛けて保管。木製ラックには、スカーフと、S字フックにジュエリー類を掛けて、装いに合わせて選べるように。

装いのスタイルは、秋冬なら、シックなカラーのロングコートにパンツやセットアップ。春夏はカラフルなノースリーブのドレスに、インドの伝統的なパンツ、チュリダーやスカートを合わせることが多いという。「大判のストールを色柄違いで揃ておくと、同じドレスでもまったく違う服のようにアレンジできます」。

おしゃれ上手だった母が半世紀近く前に購入したジュエリーやバッグ、スカーフも愛用品のひとつだ。
「購入時のストーリーや思い出を聞いているので、無限の愛着があります」というアイテムは、リサイズやリフォーム、メンテナンスをしながら、特別な日のためにとしまっておくのではなく、ちゃんと日常に取り入れるようにしている。
「新たに買い足すよりも手元にあるものを把握して生かす〝循環型おしゃれ〞のフェーズに入りました」

冬物のニットはアンティークのトランク、スカーフやクラッチはカゴに。大サイズのバッグに数を決めてカバンを集約。
母親から受け継いだもの。クロコダイルのバッグは持ち手を短くリサイズ。スワトウ刺繍のハンカチもデイリーに愛用。
ブレスレットはパンダン素材の〈ババグーリ〉のカゴに。小さなリングやピアスはアンティークの小物の上に載せて。
ふだんは寝室にラックを配置。窓からの直射日光を避けた壁沿いに2本並べていて、窓側にそのシーズンの洋服を掛けている。
出典 andpremium.jp
武 安輝子〈ヨーガンレール〉プレス

パリで美術史を学び、画廊で研修生を経験。帰国した後〈ヨーガンレール〉に入社。以来、20年以上にわたりプレスを務める。相棒は保護犬のチャイ。

photo : Hinano Kimoto text : Shoko Matsumoto

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