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堂安律、20歳異才とのポジション争い勃発か 「フランクフルトでプレーメイカー淘汰説」が浮上しているワケ

  • 2026.9.28

日本代表で10番を背負う堂安律。

この夏にはサウジアラビアからの巨額オファーを断り、ドイツ1部フランクフルトに残留した。

今季からフランクフルトを率いるアディ・ヒュッター新監督は、左サイドバックに20歳の小杉啓太を抜擢。堂安はジャン・ウズンとともに攻撃的MFやシャドーとして起用されている。

ただ、直近の試合でアンスガー・クナウフが復帰したため、3バックシステムへ本格移行する可能性が出てきた。

そうしたなか、『Frankfurter Rundschau』は、「堂安かウズンか…ヒュッター監督はフランクフルトでプレーメーカーをひとり犠牲にすべきか」という話題を伝えていた。

「フランクフルトは、3バックと2トップを採用するシステムへの移行を検討しているが、そこには課題がある。そのシステムでは、2人のプレーメーカーを共存させる余地がなくなってしまうのだ。

優れたボールタッチを持つ堂安とウズンは、ハーフスペースでうまく連携し始めている。

彼らはより大きな自由が与えられるヒュッター監督のシステムにすっかり馴染んでいるが、今後も彼らの連携が継続されると決まったわけではない。

その背景には、指揮官が直面しているシステムの問題、重要な戦術的ジレンマがある。

これまでのところ、選択肢は3バックか2トップのいずれかに限られてきた。どちらのアプローチも機能はしているものの、それを同時に両立させることはできていない。

3バックと2人のウイングバックを擁する守備的な布陣は、3-1で勝利したマインツ戦で証明されたように、より高い安定性をもたらしてくれる。

ヒュッター監督は安定性と攻撃力という要素を真に両立させるフォーメーションを見つける作業に取り組んでおり、4-2-2-2や3-4-2-1から3-4-1-2へ移行する可能性もある。

そうなれば、3バックと2トップを採用しつつ、プレーメーカーは1人になる。

『ウズンか堂安か』という選択を迫られることになるが、現時点ではウズンのほうがやや強い印象を残している。

だが、創造性豊かなウズンは、オフザボールのプレー、戦術的規律、プレスや守備への切り替えに対する意欲といった要素を忘れてしまいがち。

当然ながら、ハードワークやインテンシティの高いプレーを何よりも重視するヒュッター監督にとって、それは容認できることではない。

彼は特定の局面で、相手に十分なプレッシャーをかけることができなかった。

その点において、堂安は一歩先を行っている。より粘り強く、勤勉で、規律あるプレーができる選手だからだ。結果として、プレーメーカーを巡る争いで堂安が優位に立っている」

20歳のウズンは身長186センチの攻撃的MF。才能は確かながら、むらっけがあるタイプだ。

そのため、より規律正しい堂安がポジション争いに勝つ可能性があるようだが、インターナショナルブレイク明けの起用法に注目したい。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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