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一日2組限定。世界遺産の合掌造り集落にとけ込む、築220年の古民家宿「庄七」

  • 2016.8.11

富山県・五箇山にある「相倉(あいのくら)合掌造り集落」には、約100年〜200年程前の合掌造りの家屋が現存しています。夜から翌朝8時半までは住人と宿泊客以外は入ることができない、秘境の集落。 雄大な大自然の中に溶け込み、昔話の世界にトリップしたかのような特別なひとときを過ごしてみませんか?

四季折々に美しい景観が広がる昔話の世界のような山里

富山県南砺市、山間の豪雪地域である「五箇山」は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」で、東京、京都と並んで最高峰の3つ星を獲得した観光地です。

その中にある「相倉合掌造り集落」は、茅葺きの三角屋根が特徴の「合掌造り」の家屋が残る集落。現在も多くの民家で生活が営まれ、昔のおもかげを残した伝統的な暮らしぶりが脈々と受け継がれています。

田舎に帰ってきたかのようにほっとする宿

この集落で1971年(昭和46年)に開業した「庄七(しょうしち)」は、築220年の古民家宿。1日2組限定で、ご主人のあたたかいおもてなしが受けられ、美味しい料理とともにゆったりとくつろげるとあって、国内外問わず宿泊客が訪れているそうですよ。

玄関を開けるとほっとする雰囲気が漂い、まるで田舎に帰ってきたかのよう。宿の中はどこも清潔に整えられ、ゆったりと落ち着いています。

20畳の広々とした囲炉裏は、夜になると宿泊客が集まる憩いの場。洋間にはテーブル席もあり、宿のあたたかい心遣いが随所に表れています。

快適で広々とした客室

客室は10畳間、6畳間がそれぞれ2部屋ずつ。人数によっては襖をあけて大部屋にすることもでき、広々とくつろぐことができます。

「庄七」は、インターネットWi-Fiが完備されています。古き良き時代の景観を守りながら現代の快適な仕組みも取り入れられ、宿泊客がより快適に過ごせるようにとのご主人の工夫が感じられます。

地元の山の幸をたっぷり使った心のこもった料理

「庄七」の夕食は、囲炉裏を囲みながらいただくことができます。出されるのは山菜や畑でとれた野菜の漬け物など、地元の食材を使った旬の料理の数々。

春先に山菜を採って保存食を作り一年を通して提供するなど、伝統的な暮らしの中で育まれた食の知恵が感じられます。宿の女将さんのトークにも癒やされ、美味しい料理とともに旅の疲れもとれそうですね。

みやげ物店「庄八」も

宿の隣には、五箇山の民芸品、民謡楽器、山菜などが揃ったみやげ物店「庄八」もありますよ。帰りにのぞいてみてはいかがですか?

美しい世界遺産の里・五箇山には、和紙漉き体験や伝統のこきりこ踊りを楽しめる施設など、まだまだ見どころがたくさん。大自然の中で人々が生活する情緒あふれる山里に泊まり、のんびりと散策してみませんか?

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