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亭主関白に憧れる夫「生意気な嫁にはもう生活費は渡さない」私「いいよ♡」半年後、夫が泣きついてきて

  • 2026.9.25

わが家は共働きですが、夫は家事を手伝う気がさらさらありません。それどころか、私の手間を増やすばかり。
「俺のほうが大きな会社に勤めているし、この家の名義だって俺だ。だからお前は俺の言うことを聞いていればいい」というのが夫の言い分。どうやら、亭主関白の伯父から妙なアドバイスをされたようで……。

私は気が強いほうで、自分の意見はハッキリ言うタイプです。それを生意気だと受け取った伯父は「嫁の手綱はしっかり握っておけ」「もっと一歩下がらせておけ」と夫に吹き込んだよう……。

一度調子に乗らせるとつけ上がって手に負えなくなるから、嫁は甘やかしてはならない——そんな時代錯誤なことを堂々と言ってのける伯父に憧れたようで、夫は、もっと自分を敬えと考えているのです。

伯父がビジネスで成功していることもあって、夫は強く影響された様子。しかし事業の成功は伯父ひとりの力で成し得たものではありません。亭主関白な伯父を文句ひとつ言わず支えた伯母がいるからこそ、伯父は成功できたのです。

その事実に夫は気づいていませんでした。

亭主関白ごっこをする夫

伯父のように成功したければ、もっと周りの人、支えてくれる家族に感謝の気持ちを示したほうがいいのではないでしょうか。私がそう言うと、夫は「いいかげんにしろ。これ以上偉そうな口をきくなら、こっちにも考えがあるからな」と声を荒らげました。

もともとだらしない夫でしたが、それからは横暴な態度がますます目立つように……。部屋を散らかすだけでなく、毎日飲み歩いては散財し、生活費の支払いまでたびたび滞るようになりました。

とうとうある月は、折半するはずの生活費まで飲み代に消え、私が全額立て替えるハメに。翌月、立て替えた分を合わせて請求しようとメッセージを送ると、夫は『生意気な嫁にはもう生活費は渡さない! 自分でなんとかしろ』と逆ギレ!

怒りたいのはこちらのほうでしたが、一応『いいけど、あなたは大丈夫?』と尋ねると、夫は私を鼻で笑い、『お前の給料なんてたかが知れているだろ』と返してきました。

言い返す気すら失せるほどの言い草に、「この人に尽くすのはもうやめよう」と完全に吹っ切れた私。夫のために家事をするのはこの日でおしまいにし、くだらない亭主関白ごっこにつき合うのも、もうやめることにしたのです。

夫の稼ぎに頼らない生活を始めた私は…

「自分でなんとかしろ」と突き放されて数カ月、私は自分の給料だけで生活しました。光熱費も食費もすべて私が出し、夫は自分の稼ぎを丸ごと自分のために使い切り、何食わぬ顔で暮らしていたのです。

そんなある日、車のローンと奨学金の督促状が自宅に届きました。それまでも届いていた支払いの通知を、夫はずっと放っておいたようです。

それを見つけた夫は、生活費を出しているのだからローンも私が払っているとでも思っていたのか、「どうなっている!? なんで払っていないんだ」と私を怒鳴りつけましたが、どちらも夫が独身時代に組んだもので、私には関係ありません。支払う義務はないので、夫宛ての郵便としてそのまま置いておいただけだと伝えました。

そこで夫は、はたと気づきます。この数カ月、私の給料だけで基本的な生活がちゃんとできていたことに……。

夫は「お前にそんな稼ぎはなかったはずだ!」と言いますが、それは昔の話。年月を経て、私も昇給しています。今では、夫の収入を上回る金額を毎月もらっているのです。

ローンの支払いのことを考えず、好き放題お金を使っていた夫は大ピンチ……。助けてくれと懇願されましたが、「ひとりで頑張って♪」と伝えると、「まるで他人ごとだな! そんな薄情な嫁とは離婚だ」と大きな声を出しました。

離婚は私も考えていたことです。私はあっさりと離婚を承諾。カッとした夫は、自分ひとりでもなんとかできると息巻いて「上等だ! 今すぐ出て行け!」と言い放ちました。

末路まで伯父の真似♪

私は言われた通りに家を出て、すぐに離婚が成立しました。そんな別れ方をして半年ほどたったころ、元夫から連絡が入りました。毎月の支払いに追われて生活が苦しいため、「いったいどうやってやりくりしていたのか教えてほしい」と言うのです。

特別な節約術などありません。夫が散財さえしなければ普通に暮らせましたし、ぜいたくをしなければ貯金だってできたはずです。

さらに会話のなかで、元夫は「私のほうが給料が高かった」という現実に、相当ショックを受けた様子。「いつの間にそんなに給料が上がったんだ?」と聞かれ、私は呆れるしかありませんでした。

元夫が遊んでいた間に、私や同僚たちは努力を重ね、着実に実績を上げて昇給していたのです。

思い返せば、結婚していたころ元夫の会社の家族行事に行った際も、周りの奥様たちからは「夫が昇格した」「海外転勤について行く」といった話をよく聞かされていました。新入社員のころからほとんど給料が変わっていない人なんて、元夫の会社でも夫くらいだったのではないでしょうか。

それなのに、大手企業に勤めているという看板にあぐらをかき、小さな会社に勤める私を見下して危機感すら持っていなかった元夫。今ごろになって「俺がバカだった。戻ってきてくれ」と言い出しました。

なぜさんざんバカにしてきた人をもう一度養わなければならないのでしょう。今さらすがりついてくる元夫のところに戻るなんて、あり得ません。

それに、電話口で元夫がこぼしていた話によると、夫が崇拝していた伯父も、とうとう伯母に愛想を尽かされてひとりになったのだそうです。それからというもの伯父の生活はすっかり荒れてしまい、仕事のほうもうまくいっていないのだとか……。夫と伯父、そろいもそろってつまずいてしまったようです。

その後、夫がどれだけ苦労しようが、どんな生活を送ろうが私の知ったことではありません。夫という大きな負債から解放された私は、ようやく余裕のある暮らしができるようになりました。この身軽さを手放さないためにも、これからも地道に働こうと思います。

◇ ◇ ◇

時代が変わるにつれ、夫婦や家族に求められる関係性も変わりつつあります。かつて「亭主関白」と呼ばれた関係性は、多くの場合、一方の我慢や自己犠牲の上に成り立っていました。

夫婦とは本来、どちらかが支配するのではなく、互いを尊重し合う対等なパートナーです。これからの家族のあり方として、その当たり前の姿勢をより一層大切にしていくべきではないでしょうか。日ごろから感謝を伝え合い、互いを高め合っていける関係を目指したいですね。

【取材時期:2026年8月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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