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待望の妊娠から7週、突然の下腹部痛で立てず救急搬送。12cmに腫れた右卵巣の異変【医師解説あり】

  • 2026.9.26

不妊治療を続け、次は体外受精に進もうと考えていた矢先、待望の妊娠が判明。ところが妊娠7週ごろ、突然の激しい下腹部痛に襲われ、救急搬送されました。病院で告げられたのは、思いも寄らない卵巣の異変でした。

体外受精を前に待望の妊娠

30代前半のころ、私は不妊治療を始めました。自己注射を続けながら人工授精を何度も受けましたが、なかなか妊娠には至りませんでした。

「今回で妊娠できなかったら、次は体外受精に進もう」

そう考えていた矢先、妊娠していることがわかりました。待ち望んでいた妊娠だったため、うれしくてたまりませんでした。

妊娠7週、立てないほどの激痛

ところが、妊娠7週ごろ、突然下腹部に強い痛みを感じました。

トイレに行ってみましたが、便が出るわけでもなく、痛みは治まりません。次第に血の気が引き、冷や汗が出て、立ち上がることさえできなくなりました。

私は床をはうようにして、どうにか携帯電話のところまでたどり着きました。そして実母にも助けを求め、救急車を呼んで病院へ向かいました。

待望の妊娠中だったため、おなかの赤ちゃんに何かあったのではないかと、不安でいっぱいでした。

右卵巣が1回転半ねじれていた

病院で診察を受けると、右の卵巣が12cmほどに腫れ、重くなったことで1回転半ねじれていると説明されました。

その日のうちに手術を受け、ねじれを元に戻してもらうことができました。

しかし、その妊娠は残念ながら流産となりました。

その後、私は不妊治療を受ける病院を変え、治療をステップアップすることにしました。現在は3人の子どもに恵まれ、にぎやかな毎日を過ごしています。

まとめ

あのとき、痛みを我慢せず救急車を呼んだことは、私にとって大切な判断でした。思い描いていた経過とは違っても、治療を続けた先に今の暮らしがあります。体の異変を軽く見ず、助けを求めることの大切さを実感した出来事です。

医師による解説:妊娠初期に起こる卵巣のねじれとは

不妊治療や妊娠に伴って卵巣が大きく腫れると、卵巣を支える部分がねじれることがあります。突然の強い下腹部痛が特徴で、早急な診断と治療が必要です。

大きく腫れた卵巣はねじれやすい

卵巣が腫れてねじれる状態は、一般に「卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)」と呼ばれます。不妊治療で使用する薬によって卵巣が過剰に刺激され、大きく腫れることがあります。また、妊娠中は黄体嚢胞などによって卵巣が腫れ、ねじれや破裂を起こす場合もあります。

突然の激しい痛みは早急な受診を

卵巣がねじれると血流が妨げられ、急激で持続する強い下腹部痛が現れることがあります。立てないほどの痛みや冷や汗がある場合は、速やかに医療機関へ連絡・受診することが大切です。捻転が疑われる場合は、卵巣の状態や妊娠週数などに応じて手術が検討されます。

手術と流産の因果は一概に言えない

今回の体験だけから、卵巣の捻転や手術が流産の原因だったとは判断できません。妊娠初期の流産は受精卵側の要因が多く、原因を明確にできない場合もあります。因果関係は、手術前後の経過や検査結果を確認した主治医による判断が必要です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

著者:山田つくし/30代女性・主婦

イラスト:さくら

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)


監修者:医師 日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医 沢岻美奈子先生

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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