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「いらないわよ」手土産を毎回拒む義母。悩む嫁が価値観の違いを受け入れ見つけた付き合い方【体験談】

  • 2026.9.24

私の両親は、どんな小さなプレゼントでも「ありがとう」と笑顔で受け取ってくれます。それが当たり前だと思っていたからこそ、義母に手土産や贈り物を渡したときの反応は、なかなか受け止められませんでした。良かれと思って贈り物をした気持ちを義母に拒まれ、心が揺れてしまった体験談です。

義母の価値観に驚く日々

義母の家を訪ねるとき、私はいつも小さな手土産を持っていきました。季節のお菓子や、義母が好きそうなものを選んで渡すと、返ってくるのは決まってこの言葉です。

「あら、いらないわよ」

最初は遠慮しているのだと思いました。しかし、何度も同じ反応が続くうちに、義母の価値観が見えてきました。

義母は「必要ないものはいらない」と考えるタイプなのだと、次第にわかってきたのです。物を増やさず、欲しいものは自分で選んで買いたいようでした。

夫も似た考え方で、誕生日プレゼントであっても、気に入らなければ交換しに行くほどです。その考え方を理解はできます。ただ、良かれと思って選んだ気持ちが拒まれると、どうしても心が沈みます。

実家との違いに感じる寂しさ

私の両親は、どんなものでもまず喜んでくれます。「ありがとう」「うれしい」と言ってくれる、その反応が私にとっては当たり前でした。だからこそ、義母の「いらない」という反応を、どうしても両親の反応と比較してしまいます。

気持ちが届かないような寂しさや、選んだ時間が無駄になったようなむなしさ、次は何を渡せばいいのかわからない戸惑いが残りました。

義母に悪気があるようには見えませんでした。ただ、価値観の違いが、心の距離のように感じられる瞬間がありました。

そして「いらない」と言われるたびに、私の中で「もうあげなくていいかな」という気持ちが積み重なっていきました。

今は写真だけを渡す選択

義母の反応にモヤモヤしながらも、私はあるとき、ふと考えました。

「義母は本当にいらないのだ。ならば、無理にあげなくてもいい」

そこで私は、義母との距離感を少し変えることにしました。

義母は「必要ないものはいらない」「欲しいものは自分で選んで買う」という価値観の人です。私が選んだ物を喜ばないことも、義母の中では自然な反応なのだと思います。

その一方で、孫の写真だけはうれしそうに受け取ってくれます。孫の写真は、義母がお金を払っても買えるものではありません。離れて暮らす孫の成長がわかる写真なら、喜んでもらえるようでした。

そして今は、義母の家に訪問するときに、手ぶらで行くことを気にしないようにしています。何か気持ちを添えたいときは、孫の写真をプリントして渡す。それが、私にとって無理のない義母との関わり方になっています。

義母の価値観を否定するのではなく、義母のスタイルに合う形で気持ちを伝えるという方向に変えたことで、私自身の心も軽くなりました。

まとめ

義母の「いらない」という言葉は、最初こそショックでした。しかしその言葉が「必要ないものはいらない」という考え方からでたもので、私自身を否定しているわけではないのだと思えるようになりました。

だからこそ、今では手土産を持たず、時々孫の写真を渡すという形に落ち着いています。

価値観の違いは誰にでもあると思います。その違いを無理に埋めようとするのではなく、自分にも相手にも負担の少ない関わり方を探すことが、私には合っているのだと気付きました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:まつい あや/40代女性。小学2年生と年中の子どもを育てる母。食品メーカーでのリサーチ業務、調剤薬局や眼科での事務職を経て、現在は自治体でパート勤務をしている。大学では国語国文学科を卒業し、文章を書くことや読むことが好き。趣味は家族でのお出かけやドラマ鑑賞、おいしいものを食べること。育児と仕事に追われながらも、毎日を慌ただしく楽しんでいる。

イラスト:あさうえさい

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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