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バスの50代グループ「席は詰めません(笑)」→私が乗客サービス係に報告したら……

  • 2026.9.22
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毎朝7時42分発のバスに乗るようになって、最初に違和感を覚えたのは乗車してひと月ほど経った頃だった。

同じ時間帯に決まって乗り合わせる50代くらいの女性3人組が、私の存在だけをすっと"見えないもの"にする

——その感覚が、日を追うごとに確信に変わっていった。

「詰めてもらえますか」と声をかけた朝

最初は気のせいだと思っていた。

3人組はいつも後部座席にかたまって乗り、ひとりが通路側に座って荷物を置いたまま窓側を空けている。

混んでいるバスで「すみません、詰めていただけますか」と声をかけると、3人は顔を見合わせてから、ゆっくりと、まるで私の声など聞こえていないかのように車窓の外へ視線を向けた。

仕方なく別の席を探して座ったが、胸のあたりにじわっとした苦さが残った。

挨拶も、返事も、ぜんぶ空気になる

次の朝も、またその次の朝も、同じことが続いた。

「おはようございます」と軽く会釈しても、3人は私の顔の少し上あたりを見てそのまま会話を再開する。

通路に立って降車ボタンを押そうとすると、ひとりがさりげなく前に割り込んで先に押す。そのとき一瞬目が合っても、すぐに顔をそらされる。

——悪意があるのか、本当に気づいていないのか。

でも半年も経つと、気づいていない人間がこれほど一貫した行動をとれるはずがないと分かってくる。3人は私だけに対してそうしていた。

他の乗客には普通に席を譲り、降りる人には「どうぞ」と笑顔を向けていたから。

遅延した朝、乗客サービス係の人が乗り込んできた

半年目のある朝、路線の途中で車両トラブルが起き、バスが20分近く停車した。

しばらくすると、バス会社の制服を着た担当者が車内に入ってきた。遅延のお詫びと状況説明のため巡回しているようだった。

乗客に頭を下げながら通路を歩いてくるその人を見て、私は——今しかない、と思った。

「少しだけお話しできますか」

声をかけると、担当者は快く立ち止まってくれた。私は半年間のことを、できるだけ落ち着いた声で、順序立てて話した。

席を詰めてもらえないこと、挨拶が返ってこないこと、同じ3人組が毎朝同じ時間帯に乗り続けていること。

感情的にならないように、ただ事実だけを伝えた。

担当者は真剣な顔でメモを取り、「社内で確認します」と言ってくれた。

防犯カメラが、半年分をちゃんと見ていた

数日後、バス会社の窓口から連絡が来た。

担当者が職務として車内の防犯カメラ映像を複数日さかのぼって確認したところ、特定の乗客(私)に対して席を詰めない・要求を無視するという行為が繰り返し映っていたという。

私が担当者に話しかけるまで、「証拠を集めよう」なんてひとつも思っていなかった。

ただ、もう限界だから誰かに伝えたかっただけだ。でも、カメラはずっとそこにあって、ちゃんと記録していた。

バス会社は3人組に対して正式な注意を行い、「他の乗客への配慮を求める」旨を伝えてくれたと教えてくれた。

その後、バスの中が変わった

翌週から、3人組の様子が少し変わった。

あからさまに席を塞ぐことはなくなり、私が乗り込んでも以前ほど露骨に視線をそらさなくなった。「おはようございます」への反応はまだないけれど、それでいいと思っている。

仲よくなりたかったわけじゃない。ただ、同じ乗客として普通に扱ってほしかっただけだから。

今も毎朝7時42分発のバスに乗る。

後部座席に目をやると、3人は相変わらず仲よさそうにおしゃべりしている。それはそれで構わない。

私にはもう、バスの中で深呼吸できる余裕がある。

さいごに

毎日乗るバスで半年間"透明扱い"をされ続けた、そのじわじわとしたしんどさは、なかなか人に言い出せないものですよね。

声を荒げるのでも我慢し続けるのでもなく、正直に伝えるという選択が、こんなふうに景色を変えることもある。

あなたの毎日にも、誰かにそっと話してみたいモヤモヤ、ありませんか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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