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公園滞在、わずか20分!?動画のネタが撮れたらおしまい!?→「はぁ…」大泣きする息子にママは…? <息子を見て!>

  • 2026.9.21

夫と息子のリクくんと暮らすカナエさん。育児の記録を残すため、そして、子育ての孤独感を紛らわせるためにSNSを更新していました
そんなある日、話題のグミを食べたリクくんの食リポ動画が大バズり! 絶え間なく届く称賛コメントや数々のPRの依頼に「わが子は特別だ」と確信したカナエさんは、SNSの収益化を目指し、常にリクくんを撮影する生活を始めました。

バズる投稿作りに必死なカナエさんは、リクくんが保育園での悲しい出来事を打ち明ける際も、スマホを構えて撮影。目線はスマホに向けたままリクくんに接することが増えていきます。

そんなカナエさんの姿を目にした夫・ハルキさんは、強い違和感を抱きますが、カナエさんは在宅で稼げるメリットを熱弁。リビングにカメラを常設し「ネタ収集のためにリクがいる時間は常に撮影したい」と言い切ります。

息子の同意やリスクを問うハルキさんの意見も、カナエさんは聞き入れようとしませんでした。

カナエさんの“映え”への執着はとどまることを知りません。リクくんが着たがる服を否定し、「ママが稼げないとおもちゃが買えないよ」と大人の都合を押し付けます。そして、泣いて嫌がるリクくんの気持ちなどお構いなしに、「映える服」を着せるのでした。

その後、仕方なくお気に入りの服を諦めたリクくんと共に、公園に出かけたのですが——。

息子と遊ぶよりもSNS優先!?

公園に到着するや否や、動画を撮り始めるカナエさん。楽しそうに遊ぶリクくんの気持ちはおかまいなしに、一通り撮影が済むと別の遊具へと移動させます。

結局、公園で遊んだのはわずか20分ほど。動画編集をするために帰宅を促しますが、リクくんはまだ遊び足りません。「まだ遊びたい」と大泣きするリクくんを前にしても、カナエさんが帰ろうとする姿勢を崩すことはありませんでした。

◇ ◇ ◇

「映え」やSNSの評価を意識するあまり、目の前で楽しそうに遊ぶわが子の姿や気持ちを置き去りにしてしまっては本末転倒です。記録に残すこと以上に、今しか見られないわが子の笑顔を見守る余裕を持ちたいものですね。

一方、今回のように「公園から帰りたくない」と泣いてしまうこと自体は、子育てによくある場面。「あと3回滑り台をやったら帰ろうね」「時計の針が6になったらおしまいね」など、子ども自身が理解しやすい形で約束しておくと、気持ちを切り替えやすくなります。

日々のコミュニケーションを大切にしながら、親子が笑顔で過ごせるお出かけにしていきたいですね。


監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校元校長 小崎恭弘

兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。


著者:マンガ家・イラストレーター ねこじま いもみ

ベビーカレンダー編集部

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