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途中で捨てないために…! “猫”を飼う前によく考えるべきポイント4つ

  • 2016.8.8
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いまや空前の猫ブーム。フワフワの手触り、小さくて湿った鼻。プニプニの肉球に、甘えん坊で気まぐれな性格……かわいい猫ちゃんとの暮らしを夢見る人も多いことでしょう。

しかし、ただカワイイからといって気軽に飼い始めてしまうと、思わぬトラブルになることがあります。 責任をもって最後まで飼うためには、飼い主がルールやマナーを守ることがとても重要です。

今回は、長く猫ちゃんと暮らしている猫愛好家のみなさんに、“猫を飼うときに守るべきルール”についてたずねてみました。これから猫を飼おうと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

●(1)飼う前に必ず、家族全員の同意を得ておくこと

“飼い始める前にしておかなければならないこと”として最も多く挙げられたのがこちらでした。

『躾や世話は家族全員にとって負担となります。エサやトイレ砂など、重たくかさばるものを買い出しに行かなければならなかったり、長期の海外旅行に行きづらくなったりします。そういったことを家族全員が理解し、同意していますか? もし1人でも反対しているなら、飼うべきではありません 』(40代女性/会社員/飼育歴10年)

また、猫の里親探しに関わっている人からはこのような意見も。

『重要なのは、結婚、出産、転居など、ライフスタイルが変化しても飼い続けることができるかどうか。特に若い女性が譲渡を希望している際は何日もかけてよく考えてもらいます。“出産してから猫がジャマになった ”という悲しい例をたくさん見ているので……』(50代女性/NPO職員/飼育歴22年)

猫と赤ちゃん、両方のお世話をするのは確かにとても難しいことです。自分たちがこれからどのように暮らしたいのかも含め、よく考え話し合っておくことがまず重要なポイントなのですね。

●(2)医療費は高額! 支払いができるかよく考える

もうひとつ、飼う前によく考えなければならないことがあります。それはランニングコストの問題。特に医療費は思わぬ金額となり、家計に大きな負担を強いる可能性があります。

『地域猫をわが家で引き取るために動物病院に連れて行った。各種検査やワクチン、耳垢とり、虫下し、爪切り、去勢などして初期費用で5万円以上ぶっとんだのでビックリした 。正直、妻には言えない金額だった』(20代男性/自営業/飼育歴2年)

『19歳まで生きたわが家の猫。最後2年間通院したが100万以上の治療費がかかった。治らない病気だったので、どこまでお金と負担をかけて治療していいのかとても悩んだ』(30代女性/団体職員/飼育歴19年)

動物病院は自由診療であるため、統一された料金システムが存在しません 。

金額の設定は病院によってピンキリ。その上、ホームページ上などで治療費を公開することが法律で禁じられています。実際に治療をしてもらって初めて金額がわかる、なんてことは日常茶飯事。

高額になりがちな治療費をきちんと支払う能力があるのか。そのことは猫を飼うにあたり、非常に重要な要素のひとつなのです。

●(3)基本的には室内で飼う

「外に出られないと猫がかわいそう」という人もいますが、現代日本では室内飼いが推奨されています。地域猫の保護・譲渡ボランティアをしている女性からも、

『基本的に室内で飼うようにお願いしている。屋外で飼うことは糞尿などが近隣の迷惑になり、事故や感染症の原因ともなる。猫ちゃんは狭い場所でも縦方向の移動ができればストレスはあまり感じません 。キャットタワーなどで高低差を作ってあげれば大丈夫ですよ』(40代女性/公務員/飼育歴15年)

という話がありました。

●(4)飼えなくなってしまっても最後まで責任を!

飼い主として最後まで面倒を見るのは当然のこと。しかし、事情によりどうしても飼えなくなってしまうことが決してないわけではありません。

万が一そうなっても、安易に手放してはいけません。飼い主の責任で必ず譲渡先を探しましょう。親戚や友人・知人など近しい人が無理なら、里親探しサイトなどもあります。

また最近では、飼育不可能になった猫を終生にわたり預ってくれるNPOなども出てきました。諦めることなく、絶対に最後まで新しい家族を探してあげてください 。

ちなみに、動物の遺棄は犯罪です。『動物の愛護及び管理に関する法律』では、「愛護動物を遺棄したものは、50万円以下の罰金 に処する」と定められています。実際、全国で既に何件も書類送検や逮捕がなされています。

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いかがでしたか?

猫は人間にとって癒やしと和みをくれる究極のパートナー。ともに楽しく幸せな暮らしを送るためにも、マナーはきちんと守りましょうね。

●文/パピマミ編集部

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