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今最もHOTなブラジル・ブランド図鑑。

  • 2016.8.8
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バナナや幾何学パターンなどをカラフルに仕上げるのが得意。

【さらに写真を見る】今最もHOTなブラジル・ブランド図鑑。

今、最も注目を集めるブラジルブランドが知りたい! オリンピックに負けないくらいHOTでモードな7ブランドを徹底リサーチ。南国ムードたっぷりの最新ブランド図鑑をめくってみよう!

【Sissa】デザイナー自らが描く生き生きとした水彩画に注目。

2017年リゾートコレクションでデビューしたばかりの新ブランド「シッサ(Sissa )」。デザイナーのアレッサンドラ・アフォンソ・ヘレイラ自らが手がける水彩画を使ったプリントがシグニチャーで、早々にブラジルのセレブリティやファッションピープルの間で話題沸騰中だ。みずみずしい筆致で描かれたバナナや睡蓮、幾何学柄などはシルクシフォンやリネンなど天然素材にプリントされることでより生き生きと輝きを放つ。

女性の身体をセンシュアルに美しく見せるドレープやスリット、カッティングなど、ディティールへのこだわりもブラジルのデザイナーらしい。ローブコートやパジャマのようなセットアップ、ラップドレスなどリラックス感覚あふれるアイテムも満載だ。

デザイナー

アレッサンドラ・アフォンソ・フェレイラ(Alessandra Affonso Ferreira)

http://www.sissa.com

【Isolda 】女性デザイナーデュオによるヨーロピアンテイストが新鮮。

南国のフルーツやトロピカルなフラワーなど、ヴィヴィットな色使いのプリントで仕立てられたフェミニンなシルエットのドレスやビキニがラインアップ。「イソルダ(Isolda )」は、この6月にはNYでリゾートコレクションを発表し、今、インターナショナルバイヤーたちからの視線も熱い注目ブランドだ。

デザイナーはサンパウロに住むジュジュと今は結婚してスペインに住むマヤで、ふたりはロンドン留学時代に知り合った親友同士だ。コスモポリタンともいえるデザイナーたちが手がけるコレクションはブラジルのブランドながら、どこかヨーロピアンテイストの洗練された雰囲気も感じられる。今季はブラジル北東部で手作りされる繊細なレース素材なども使い、クラフト感覚も取り入れた。

デザイナー

アレッサンドラ・アフォンソ・フェヘイラ(左)

ジュリアナ・アフォンソ・フェヘイラ(右)

http://www.isoldabrasil.com

【A La Garconne】アレキサンドレ・ヘルコヴィッチが手掛ける待望の新コレクション。

今年初め、ブラジルで最も有名なデザイナー、アレキサンドレ・ヘルコヴィッチが、 自らの名前を冠したブランドのクリエーティブディレクターを辞任、というニュースは業界を震撼させた。その後の新プロジェクトとして2017年春夏のサンパウロファッションウィークで発表されたのが、このコレクションだ。

「ア・ラ・ギャルソンヌ(A La Garconne)」はもともとサンパウロの人気ヴィンテージショップで、ヘルコヴィッチの夫であるファビオ・ソウザがオーナーを務めている。今回のラインナップはそのオリジナルとして作られたもので、ヴィンテージやデットストックの生地などを使っているのが特徴だ。パンクやアヴァンギャルドなデザインで知られたヘルコヴィッチらしいエッジの効いたデザインが冴える。

デザイナー

アレキサンドレ・ヘルコビッチ(Alexandre Herchovitch)

http://alagarconne.com.br

【Lane Marinho】完全オーダーメイドに、ファッショニスタからの依頼殺到中!

ラネ・マリーニョ(Lane Marinho)はバイーアの出身で、もともとメリッサなどブラジルのシューズメーカーで活躍していたデザイナーだ。「商業的なものでなく、自分自身の手を使ってハンドメイドの靴を作りたい」という想いでブランドを設立。貝殻やサンゴ、カラフルなビーズなどを縫い付けて一足一足手作りされるサンダルは、ブラジルのファッションピープルの間でまず人気になり、何百人もウェイティングリストができるほど話題になっている。

最近ではインフルエンサーのレアンドラ・メディーンなど海外のファンも増え、さらに入手困難になっているとの噂も! オーダーは自分の足形を送るか、サンパウロにあるアトリエで採寸するという完全オーダーメイド製だ。最近はノットをアクセントにしたよりモダンなデザインも加わり、選ぶ楽しさも増している。

デザイナー

ラネ・マリーニョ(Lane Marinho)

http://cargocollective.com/lanemarinho

アナ クーリ(ANA KHOURI)

アナ・クーリ(Ana Khouri)

【Vanda Jacintho】デザイナー自身がソーシャライト。気品溢れるシルク製のパレオ&樹脂アクセが話題に。

まるで大判のスカーフを身にまとうようなシルク100%のパレオ。なんともラグジュアリーなビーチスタイルを演出するアイテムを考案したのはブラジル版『VOGUE』などでも活躍するトップスタイリストのヴァンダ・ジャシント(Vanda Jacintho)だ。トロピカルなモチーフの図案も洗練されたシックなカラーパレットでグラフィカルに提案されているのが特徴。

最近はレジン(樹脂)で作られたネックレスやイアリング、ブレスレットなども新たにコレクションに加わった。ポップでありながら、どこかクラシックな気品も感じさせるデザインはサンパウロ社交界きってのソーシャライトでもある彼女らしい独特のセンスがにじみ出ている。キャンペーンビジュアルはもちろんヴァンダ自身がスタイリングを担当している。

デザイナー

ヴァンダ・ジャシント(Vanda Jacintho)

http://www.vandajacintho.com

【Lenny Niemeyer】建築家オスカー・ニーマイヤーの姪が手掛ける、大人のためのスイムウェア。

「 レニー・ニーマイヤー(Lenny Niemeyer)」は、リオ・デ・ジャネイロ発信のビーチウェアで”カリオカ”ガールたちに絶大な人気を誇るブランドだ。ブラジルを代表する巨匠建築家オスカー・ニーマイヤーの姪でもあり、その構築的なカッティングは、女性のボディを最大限に美しく見せる仕掛けになっている。

そもそもは自分自身が着たい洗練されたプリントのビキニが見つからなかったから、というのでデザインを始めただけに、毎シーズン提案されるプリント柄は、まるでスカーフの柄のように精巧で完成度が高い。コレクションの中には水着の上から羽織りたいカフタンやドレスなども多く、トータルなリゾートウェアのコレクションとしてラグジュアリーなライフスタイルを提案している。

デザイナー

レニー・ニーマイヤー(Lenny Niemeyer)

http://www.lennyniemeyer.com/us

Photo: Claudia Garcia

【Ipanema】世界的クリエーターのフィリップ・スタルクとコラボしたミニマルな一足。

リオ・デ・ジャネイロでもっとも愛され、親しまれているビーチ、イパネマ海岸にちなんだビーチサンダルメーカー「イパネマ」。オリンピックの記念すべき今年、世界的クリエーターのフィリップ・スタルクがデザインする「Ipanema with STARCK」コレクションを発表した。プロダクトデザインや建築などさまざまなジャンルで活躍する彼の得意とするミニマルでオーガニックなラインを特徴とした新作のサンダルは4種類。

ストラップとソールの組み立ては全て手作業で行い、フィット感も重視しているのが特徴だ。素材はリサイクル素材を30%使用し、100%リサイクル可能と地球環境にも配慮している。日本価格は¥4,000〜¥5000台で「この値段でエレガンスを手に入れられるなんて、マジックを通り越して奇跡だよ」とはスタルクの談。

デザイナー

フィリップ・スタルク(Phillippe Starck)

https://www.ipanemausa.com

参照元:VOGUE JAPAN

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