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受賞歴をもつ“女優2人”のW主演「2人だからこそ」「空気感が最高」“逃げ恥”作者による漫画の映像化【配信ドラマ】

  • 2026.10.20
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杉咲花(C)SANKEI

Prime Videoで独占配信されているドラマ『クロエマ』。杉咲花と多部未華子が初めて共演し、ひと筋縄ではいかない女性たちを演じている。占いを通して人々の悩みや秘密に触れていく物語のなかで、目を引くのがエマとクロエの不思議な関係だ。異なる個性を持つ2人の芝居が、作品の魅力をどのように引き出しているのだろうか。

※以下、本文には配信内容が含まれます。

“甘くてちょっとダーク”な世界を体現するふたり

本作は、『逃げるは恥だが役に立つ』の海野つなみによる漫画が原作。全5話で展開する占いミステリーだ。恋も仕事も家も一度に失った30歳のエマ(杉咲花)は、謎めいた資産家・クロエ(多部未華子)の屋敷にたどり着く。ひょんなことから同居生活を始めた2人は、エマの提案をきっかけに占いの店を開く。店を訪れる人々の相談をきっかけに、表向きの言葉だけでは分からない事情を紐解いていく。格差やルッキズム、SNSでの炎上など、身近な社会問題が物語に織り込まれている点も特徴だ。

物語を彩る存在として忘れられないのが、下門賢志郎(岩瀬洋志)、通称シモン。『純喫茶パリ』の2代目マスターで、パフェ作りの腕前も一流だ。作中に登場するパフェは、見た目の華やかさだけでなく、登場人物の心情や作品のテーマを感じさせる要素にもなっている。そして印象的なのが、性格も立場も正反対でありながら、無理に仲良くなろうとはしないエマとクロエの関係性だ。友人とも家族とも言い切れないのに、そばにいることが不思議としっくりくる。そのつかみどころのない関係が、作品に独特の余韻を生んでいる。

エマとクロエを演じた杉咲と多部に共通するのは、どちらも簡単には理解しきれない人物を演じていること。杉咲は、どれだけ過酷な出来事に見舞われてもあっけらかんとしていて、他者への興味もよく分からないエマをどう演じるか、とても悩んだと明かしている。一方の多部は、クロエを演じるなかで、少しずつ人物の輪郭をつかんでいった。相手によって表情や距離感が自然に変わるよう余白を大切にし、本心をポロッとこぼす人間らしさにも魅力を感じたそうだ。さらに、杉咲のお芝居に日々刺激を受けながら撮影に臨んでいたとも語っている。

杉咲は『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞し、映画『市子』では同賞の優秀主演女優賞に選ばれた。多部も『ピース オブ ケイク』で日本映画批評家大賞の主演女優賞を受賞するなど、確かな実績を持つ俳優だ。そんな2人がW主演として初めて顔を合わせた本作では、それぞれの演技力に加え、互いの個性がぶつかることで生まれる掛け合いも見どころになっている。

「2人だからできた作品」の声が集まる

SNSでは、独特の空気をまとった作品を成立させた演技に称賛が寄せられた。「2人だからできた作品」「この2人だからこそ面白いドラマになった」と、キャスティングそのものを評価する声が目立つ。掛け合いの魅力に触れる視聴者からも、「見ごたえのある共演」「2人の空気感が最高」といった感想が上がっている。ダブル主演のタッグに対しては、「期待しかないタッグ」との声も見られた。

対照的なふたりの関係も、物語が進むにつれて少しずつ形を変えていく。互いにすべてをさらけ出すわけではないものの、何気ない会話やふとしたやり取りから、相手を受け入れていく様子が伝わってくる。エマとクロエの関係がどこへ向かうのか、2人の繊細な演技が生み出す独特の空気感にも注目したい。


出典:Prime Originalドラマ『クロエマ』

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