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「検査する手が止まった」初めて腹部超音波検査を受けた40歳。精密検査で告げられたこと【医師監修】

  • 2026.9.9

40歳のときに受けた腹部超音波検査で卵巣の異常を伝えられた私。それまで病気を疑うような自覚症状はなかったため、ただただ驚くとともに、精密検査を受けるまで落ち着かない日が続きました。そして精密検査で告げられたのは、思いもしなかった診断結果でした。

40歳で初めて腹部超音波検査を受診

年に1回、勤務する会社で健康診断を受けており、幸いなことに検査結果は問題なしの年が何年か続いていました。40歳になった年、いつもの健康診断の検査項目に加え、付加健診を受けられるということで、腹部超音波検査や眼底検査などを追加することにしました。

眼底検査は特に問題なし。毎日パソコン作業で目を使っていることや、久しぶりの眼科の検査で少しだけ緊張しましたが、医師の「問題ないです。大丈夫ですよ!」という診断の言葉に安心しました。

次の腹部超音波検査も、腹部周辺で特に気になっていることや症状がなかったため、この調子でさらりと終わるだろうと、気楽に待合室で順番を待っていました。考えてみれば腹部超音波検査を受けるのは今回が初めてで、今となっては、「きっと問題ないだろう」という、この根拠のない自信はどこから? と思うばかり。

名前を呼ばれ、検査室のベッドに横たわり、腹部にジェルを塗られ、検査が始まりました。腹部周辺を超音波の機械でなぞられて、少しくすぐったく感じているところで、検査担当の方の手が止まりました。以前、ほかの検査でも経験したことのある、少し嫌な予感のする間でした。

卵巣が大きい!? 腫れているかも!?

検査担当の方は、私の腹部に再度ジェルを塗り、ゆっくりと超音波の機械をすべらせていきました。丁寧に数回なぞったところで、医師から質問されました。

「左の卵巣が大きいというか、腫れているようですね。不正出血や月経時の腹痛はありませんか?」

まったく予想していなかった指摘を受け、頭がぼーっとしながらも、「不正出血はありませんし、生理のときの腹痛はありますが我慢できる痛みで、ほんのたまに鎮痛剤を飲むくらいです」と答えました。

担当の方は「詳しく調べてみないとわからないので一度、婦人科で診てもらってくださいね」と言いました。その言葉を聞いて、検査を受ける前のあの能天気な私はすっかり姿を消してしまいました。

まだ超音波検査を受けただけなのに、「卵巣が腫れているということは、最悪の場合どうなるんだろう?」と不安と疑問で頭の中がいっぱいになり、自宅に戻ると、すぐにネットで検索しました。

検索してみると、「卵巣肥大」や「卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)」など、一度は聞いたことがある単語が出てきますが、私の症状がどれに当てはまるかわからず、さまざまな情報だけがインプットされ、ただただ不安な日が続きました。

数日後、腹部超音波検査を含む健康診断の結果と、精密検査を受けるための紹介状が手元に届きました。

思いもしなかった精密検査の診断結果は…

紹介状を持って婦人科を受診しました。その日は問診と診察のみで、結果は1週間後。またしばらく不安な日々を過ごしました。

ただこの1週間は、精密検査を受けて前に進めた安心感もあり、「検査結果が出てから悩むことにしよう!」と以前よりも楽観的に考えられるようになりました。

1週間後、医師から

「子宮内膜症です。左の卵巣に4.5cmほどの嚢腫があるので、まずは薬で様子を見ましょう」

と説明されました。

「もしかして手術かな?」と思っていたので、このような結果を聞きながらも、少しだけ安心している自分がいました。一方、自覚症状がなかったため、腹部超音波検査を受けなければ異常にまったく気が付かないまま何年か過ごしていたかもしれないと思うと、恐ろしく感じました。

病気の中には、自覚症状が乏しいまま進行するものもあると聞きます。このタイミングで見つけてもらえた私は本当にラッキーだった! と心から思ったのでした。その後、投薬治療と定期的な診察で悪化もなく、元気に過ごせています。

まとめ

40歳の節目に受けた腹部超音波検査が、婦人科を受診するきっかけになりました。今回の経験から、健診で異常を指摘されたときには先延ばしにせず、必要な受診につなげることの大切さを実感しました。今後も健診結果を確認しながら、自分の体と向き合っていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:駒形依子先生(こまがた医院院長)

著者:三澤 凛/40代独身・会社員。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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