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『HOUSE VISON』で、未来の家のカタチを体感しよう!

  • 2016.8.5
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未来の家はどんな形をしている? 新しいライフスタイルに合う家のカタチって?
想像力がどこまでも広がりそうなそんな問いかけに答えてくれる展覧会『HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION』がスタート!

企業と建築家、クリエイターによって未来を具現化するこの試みは、『HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION』として3年前に初めて開催。2回目となる今回のテーマは「CO-DIVISUAL 分かれてつながる/離れてあつまる」。"個"に分断され、人口の縮退や災害の続発、コミュニケーション・ストレスの増大など、さまざまな危機を抱えるいまの日本で発表されるさまざまな提案は、具体的なヒントとポジティブな希望にあふれている。
そんな展示のいくつかをご紹介しよう。

ひとつめは、「電波の屋根を持つ家:カルチュア・コンビニエンス・クラブ×原デザイン研究所×中島信也」。スマートフォン「TONE」のサービスを手がけるカルチュア・コンビニエンス・クラブは、"家"という字のウ冠を電波の屋根に見たて、いまの家族をつくる要因は、サービスで家族の関係を生みだす「電波の屋根」であると提案。例えば、福岡でひとり暮らしをするおばあちゃんと東京の三人家族がスマートフォンで密接につながるなど、"同じ屋根の下"にいるのと同じように、人々を結びつけているのだと体感できる場を作り上げた。原研哉主宰の原デザイン研究所が手がける空間で、カンヌ国際CMフェスティバルでグランプリ受賞経験もある鬼才・中島信也氏によるVRを体感して。

なお、カルチュア・コンビニエンス・クラブからは、会場内にて「代官山 蔦屋書店」も特別出店。「住」「暮らし」に関する書籍や雑誌が購入できるほか、スマートフォン「TONE」ブースの特設ブースも設置、さまざまなサービスを紹介する。また、代官山 蔦屋書店のラウンジ「Anjin」による軽食やドリンクも提供。展示観賞の合間にぜひ立ち寄りたい。

次に紹介するのは、「遊動の家:三越伊勢丹×谷尻誠・吉田愛」。定点居住よりも、仕事で常に移動している"ニュー・ノマド"を対象に、月の半分くらいを過ごす快適な拠点、そして知人たちを招いてのパーティなどを楽しめる空間を想定。国内外の最高品質のインテリア調達でき、また顧客との信頼関係を築いてきた百貨店ならではの、ラグジュアリーな提案がなされている。

都市と農村の二拠点居住を構想する「棚田オフィス:無印良品×アトリエ・ワン」も斬新だ。無印良品は、房総半島の釜沼という集落と交流し、田植えや稲刈りの時期にイベントを開催して人を集め、高齢化が進む地元の人々の手伝いをしている。パソコン1台でどこででも仕事のできる人たちが、稲田の光景を見ながら仕事をする「棚田オフィス」を考案した。

「暮らすように旅をしよう」をコンセプトにサンフランシスコで創業、世界中のユニークや宿泊施設や一般家庭に宿泊できるサービスを提供するAirbnbは、奈良県吉野町とタッグを組んだ。「吉野杉の家:Airbnb×長谷川豪」は、一階部分は町の人に開放されたコミュニティスペース、二階の三角屋根の屋根裏部屋は、ゲストが宿泊する空間。会期終了後は再び吉野町に運ばれ、Airbnbに登録される予定という。

ほかにも魅力的な展示がいっぱいの『HOUSE VISON』。未来の暮らしに思いをはせながら訪れたら、きっといろんな発見が待っているはず。

『HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION』
期間:開催中~2016年8月28日
会場:お台場・青海駅前 特設会場
東京都江東区青海2-1
開)11:00~20:00
入場料金:¥1,800
http://house-vision.jp
*多彩なゲストによるトーク・セッションを毎日開催中!
©HOUSE VISION

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