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おうちカフェを充実させよう! 自分好みのコーヒーを選ぶ方法

  • 2016.8.4
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リラックスタイムに自分で淹れたコーヒーで一服。至福の時ですが、豆の種類がよくわからず、いつもブレンドを選んでいませんか?

© Nishihama - Fotolia.com

今回はそんなアナタのために、コーヒー豆選びのポイントを紹介します。

■まずは「好きな国」から選んでみよう

コーヒー豆には、産地に由来した名前がつけられていることが多いです。たとえば、最高級ともいわれる「ブルーマウンテン」は、ジャマイカのブルーマウンテン山脈でとれた豆を指します。

その繊細な味わいと香りの高さに魅了される人は多いですが、特定のエリアでとれた豆しかこの名を名乗れないため、値段も高価。喫茶店などでは、ブレンドコーヒーの倍以上の価格がつけられていることもあります。特別な日の一杯としてはおすすめですが、普段使いには向いていないかもしれません。

コーヒーの主な産地は、ブラジルなどの中南米やハワイ、アフリカ、ベトナムなど。温暖な地域で、かつ、1日の寒暖差が大きいエリアのほうが良質な豆が育つといわれています。

コーヒーは好きだけど、味の違いはまだよくわからない、いろいろな味を試してみたいという場合は、好きな国の豆を選んでもいいかもしれませんね。

■味わいが異なる理由は「焙煎方法」

コーヒー豆は、焙煎方法によって味わいが異なります。浅煎り豆は酸味が強く、深煎りすると苦みが強くなる傾向に。

「コーヒーの酸味が苦手」という声をよく聞きますが、それは時間が経過して酸化してしまったものを飲んだからかもしれません。コーヒー本来の酸味はとてもフルーティーで、すっきりとした味わいが特徴。口に残る感じもなく、さわやかなこの味をぜひ試してほしいものです。

次のページでは、代表的なコーヒー豆とその特徴をまとめてみました。

■代表的なコーヒー豆の種類とその特徴

コーヒーは大きく分けて「酸味系」「苦味系」「酸味と苦味の中間系」に分けられます。それぞれの味の特徴を紹介するので、豆選びの参考にしてみては?

●酸味系コーヒー

・モカ

芳醇でフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。エチオピア産のモカ・シダモは希少で、日本では入手困難かもしれません。イエメン産のモカ・マタリも人気です。

・キリマンジャロ

アフリカ・タンザニア産のコーヒー豆。強い酸味が特徴で、ブレンドコーヒーのアクセントとして使われることも。

・コナ

酸味系コーヒーの代表といわれる、ハワイ産のコーヒー豆。甘い香りも特徴です。

●苦み系コーヒー

・マンデリン

インドネシア産で、深いコクとまろやかな香りを楽しめます。上品な大人の味わいです。

・ベトナムコーヒー

「ロブスタ」ともいわれる強い苦みが特徴のコーヒー豆。コンデンスミルクと一緒にいただきます。

・フレンチロースト

正確には豆の名前ではなく、ブレンドした豆を深煎りしたもの。しっかりとした苦みを楽しめ、アイスコーヒーにも適しています。

●中間系コーヒー

・ブラジル

苦みと酸味のバランスがよく、軽い飲み心地が特徴。「ブラジル・サントス」という名称で売られていることが多いです。ブレンドコーヒーのベースとしてもよく使われます。

・メキシコ

口当たりがよく、豊かな香りを楽しめます。「コーヒーの女王」ともいわれるメキシコ・メルセデスは、やや深煎りして苦みを楽しむことも。浅煎りでもおいしくいただけます。

まずは中間系コーヒーから試してみて、酸味や苦みのバランスを味わってみましょう。いろいろと試すうちに、自分好みの味が見つかるはず。

とはいえ、コーヒー豆を何種類も買うのは大変なので、1種類の豆だけを使った「ストレートコーヒー」を提供するコーヒー専門店でいろいろ試すのがおすすめです。

(藤井蒼)

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