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イタリアママ流! 妊娠中太り過ぎないための食欲コントロール術

  • 2016.8.3
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イタリアにて、妊娠後期に20kgも太ったとあるプレママは、「ダイエットまではいかなくても、食べる量をもっと減らせ」と担当医にきつく叱られ、落ち込んでいました。

(c) JenkoAtaman - Fotolia.com

「食べても太らない、美味しいものはないのかしら」とグチをこぼしているその姿は、日本のプレママと同じ。

もちろん、そうはならないよう気をつけているプレママも多く、そのひとりから「産後太りを戻すのが大変だから、今のうちから食生活を管理しないとね」というセリフを聞いたときは、頭が下がる思いでした。

ここでは、食べる楽しみを維持しつつ、食生活をうまくコントロールしているイタリアのママたちが、産前産後に実践している「太り過ぎないためのコツ」についてご紹介します。

■その1. ゆでた大麦で食欲セーブ&効率よく食物繊維を摂取

細身で、身長175cmの知人女性が妊娠したときは、安定期に入ったころにひどいつわりがおさまり、その反動なのか食欲が倍増。

「無性にしょっぱいものが欲しくなって困った。塩味のスナックは常備、食事を作るときは必ずパスタを120gくらいゆでていた」というほど、気のむくままに食べていました。

そのためか、妊娠7ヶ月目に入ったころには12kgも太り、夫からも「太りすぎじゃない?」と心配されるほどだったそう。

その後、結婚指輪が指に食いこむようになったのがきっかけで、食生活を見直し始めたといいます。とくに効果があったのは、ゆでた大麦に塩とオリーブオイルをかけたシンプルサラダでした。

「粒が大きいから相当噛まないと飲み込めない。食事の最初に食べていたから、けっこうお腹がいっぱいになる。その後のおかずが少なくてすんで助かった」と、かなりの効果を感じたそうです。

豊富な食物繊維のおかげでお通じもよく、出産後、たったの3ヶ月間で体型が元に戻ったとか。

■その2. 子供用の食器でフルーツを食べる

アパレルメーカーで働く知人女性が妊娠したときは、「今まで着ていた服が出産後に入らない…なんてことにならないように対策を考えた」と、最初から食生活に気をつけていました。

つわりがなかった彼女。食べ過ぎないコツは、生まれてくる赤ちゃん用にそろえた子供用の食器を使い、食事の1時間ほど前にフルーツを食べることだったそう。

「食器の色が男の子用で青かったから、果物の色がさえなくて、食欲をそそられることもない。それにサイズが小さいから、見た目が山盛りになり、かなり“食べた”気になれた」と、この習慣を毎食欠かしませんでした。

おかげで産後太りに悩むことはなく、出産後1ヶ月で元の体型が復活。仕事に本格復帰した今は「残業後に小腹が空いたときも適当な量でごまかせるから、夜食べ過ぎない。プチダイエットのようなもの」と、夕食のときだけこの習慣を続けているそうです。

「妊娠中だから」とやたら食べるだけでは、ママの身体だけでなく、赤ちゃんに負担がかかってしまうこともあります。

やせ我慢することはありませんが、ほどほどに食欲をコントロールして、無事に出産を迎えたいものですね。

(金丸 標)

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