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傷まないパーマ選手権!いちばん髪にやさしいパーマってどれ?

  • 2016.8.2
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たくさんの種類があるパーマ、違いをご存知ですか?パーマは薬剤で髪の毛の中に含まれるアミノ酸「シスチン」の結合の仕方を変えるので、少なからず髪にダメージがありますが、種類やかけ方で痛みを最低限抑えることも可能です。お気に入りのスタイルを楽しむために、ダメージの少ないパーマを選びましょう。

■■パーマの基本「コールドパーマ」

コールドパーマとは、ごく一般的なパーマのことをいいます。施術の際、最初に使用する液のアルカリ剤で「シスチン」の結合を切って形を作り、2回目に使用する液で再結合させることによって固定するタイプのパーマのことをいいます。

髪の毛が痛まないようにするには、髪の毛にアルカリ剤を残さないことが大事です。前処理やアフタートリートメントもしっかりお願いして、できるだけダメージを少なくしましょう。特に痛みが気になる場合には、最初に使用する液を弱酸性のものに変えた、「弱酸性パーマ」がおすすめです。

■■時間を空ける「クリープパーマ」

最初に使用する液と2回目に使用する液を塗るまでの間、髪の毛の形が変わりやすくなる「クリープ期」というものが訪れます。この期間を利用して効率よくウェーブをつけるパーマが、クリープパーマです。

最初の液を塗った後、一旦洗い流し、放置時間をとります。時間をおくことで髪を自然に形づけるため、強い薬剤を使う必要がなく、ダメージを抑えられるのです。放置時間はスチームを利用すると短くできるうえ、髪の毛もしっとり仕上がります!

また、クリープパーマは、一般のコールドパーマと比べて、かなり持ちがよいのも特徴です。

■■スチームを利用する「水パーマ」

水パーマには2種類あり、従来アルカリ薬剤で開いていたキューティクルを、弱い薬剤とスチームの力を組み合わせることによって開いていくものと、クリープパーマのように、放置時間にスチームを活用して保湿効果を高めるものとがあります。

どちらも強いアルカリ剤を使う必要がないため、髪のダメージを最小限に留めることができます。しっとり、やわらかい仕上がりにぴったりのパーマです。

■■化粧品を使用「コスメパーマ」

従来のパーマの液は、アルカリ剤を使用した医薬部外品です。コスメパーマは「カーリング料」とよばれる化粧品扱いの液を使ってパーマをかけるので、髪の毛に負担が少ないのが特徴。仕上がりはゆるめのふんわりとした雰囲気となりますので、ナチュラル派の方に向いています。

コスメパーマは、薬剤の負担が少ないので、ダメージが大きい人にはもちろん、パーマとカラーを同じ日にやりたい!という場合にぴったりです。液の性質上、強くかけることができないので、硬い髪の人は少し注意が必要。美容師さんとしっかり相談してみましょう。

■■熱で形状変化「デジタルパーマ」

デジタルパーマ(デジパ)は、コールド系のパーマとは異なり、最初の液を塗った後、80℃~90℃の熱を加えて形を固定するもので、髪が乾いた時にカールがはっきり出るのが特徴です。熱を使うので髪に負担がかかってしまいます。また、デジパを何度も繰り返すと、髪の毛がチリチリになる「熱変性」を起こすので、注意が必要です。

とはいっても、普段のスタイリングがとても楽なデジパ。もしデジパをしつつダメージを少なく抑えたいのであれば、加温が50℃程度と低い「エアウェーブ」などがおすすめです。

■■美容師さんの技術も大切!

できるだけパーマで髪を痛めないためには、髪の状態にあった薬剤を適切に使うことが大切です。きちんと毛髪を見極めることができる美容師さんにパーマをお願いしましょう!(Musettewalzer/ライター)

(ハウコレ編集部)

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