1. トップ
  2. エピソード
  3. 「順調だと思っていた」初めての妊娠で喜ぶ私。次の受診で医師から告げられた現実【医師解説あり】

「順調だと思っていた」初めての妊娠で喜ぶ私。次の受診で医師から告げられた現実【医師解説あり】

  • 2026.8.25

初めての妊娠がわかり、うれしい気持ちでいっぱいでした。赤ちゃんに会える日を楽しみにしていたからこそ、次の健診で告げられた現実は、すぐには受け止めきれませんでした。【医師解説あり】

初めての妊娠に喜んでいた私

産婦人科を受診したとき、まだ赤ちゃんの姿は確認できませんでしたが、血液検査で妊娠していると告げられました。

私は保育士として働くほど子どもが好きで、ずっとわが子を育てたいと思っていたので、本当にうれしく感じました。すぐに家族にも報告し、喜びを分かち合いました。

次の健診で告げられた現実

次の受診でも、私は当然、赤ちゃんが順調に育っていると思っていました。けれど、医師から告げられたのは、「受精卵が子宮以外の場所に着床している可能性があります」という言葉でした。

突然のことでしたが、危険な状況なのだとわかり、私は恐怖と悲しみで涙が止まりませんでした。

その後、大学病院で改めて診てもらった結果、異所性妊娠(いしょせいにんしん/受精卵が子宮内膜以外の場所に着床する妊娠のこと)と診断されました。そして、その日のうちに手術を受けることになりました。

手術台まで涙が止まらなかった

初めての手術というだけでも怖かったのに、おなかの赤ちゃんがいなくなることを思うと、私は絶望してしまいました。手術台に向かうまで、ずっと泣いていたことを今でも覚えています。

とてもつらい経験でしたが、異所性妊娠は、進行すると大量出血など命に関わる危険があると説明を受け、早い段階で対応してもらえたことは、不幸中の幸いだったのかもしれないと思うようになりました。

まとめ

今回のことで、妊娠がわかった後も、すべてが順調に進むとは限らないのだと知りました。突然つらい現実を受け止めることになりましたが、異変がなくても受診を重ねる中で、必要な検査や処置につながることがあるのだと感じました。今は、あのときの悲しみを抱えながらも、自分の体と心を大切にしていきたいと思っています。

医師による解説:異所性妊娠は早期発見が重要

妊娠がわかった後でも、子宮内ではなく別の場所に着床する異所性妊娠が見つかることがあります。早期に診断し、適切な対応につなげることが大切です。

異所性妊娠とは何か

異所性妊娠とは、受精卵が子宮内腔以外の場所に着床する妊娠です。最も多いのは卵管妊娠で、以前は「子宮外妊娠」とも呼ばれていました。妊娠反応は陽性になるため、妊娠検査薬だけでは正常妊娠との区別はできません。診断には、経腟超音波検査などが重要です。

放置すると危険なことも

異所性妊娠が進行すると、着床した部位が破裂して腹腔内出血を起こし、命に関わることがあります。症状としては、下腹部痛、不正出血などが見られますが、初期には症状がはっきりしないこともあります。特に急な強い腹痛、めまいなどがある場合は緊急受診が必要です。疑われた場合は、医師の指示に沿って検査や受診を続けることが大切です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:早川 潤先生(早川クリニック 院長)

著者:大箱早苗/30代女性・主婦

イラスト:ふるみ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)


監修者:医師 早川クリニック 院長 早川 潤先生

産婦人科専門医。大阪大院医学博士。大阪・心斎橋で70年以上続く早川クリニックの院長として、思春期から更年期以降まで、幅広い世代の女性の健康を支えている。医師同士の相互評価により選ばれる「Best Doctors of Japan」にも選出。専門性に基づいた、丁寧でやさしい診療を大切にしている。HP:https://hayakawa-clinic.jp/

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

元記事で読む

クリエイター情報

ベビーカレンダー

ベビーカレンダーは妊娠・出産・育児の情報サイトです。みんなのクチコミや体験談から産婦人科検索、おでかけ情報、離乳食レシピまで。月間利用者1000万人以上。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ