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世界でたった一枚だけ。北海道の風景を表現した、美しい和紙小物がそろう「北の紙工房 紙びより」

  • 2016.7.29
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北国の季節や風景、植物が漉(す)き込まれた美しい和紙小物がそろう「北の紙工房 紙びより」。 同じ質感・デザインのものが二枚と生まれない和紙からお気に入りの一枚を探して、想いを乗せてみませんか?

札幌の郊外にある小さな和紙工房

JR札幌駅から15分ほど、森林公園駅近くにある「北の紙工房 紙びより」。

ここでは、北海道出身の和紙作家・東野早奈絵さんが、お一人でデザインから紙漉き、商品封入までを行う和紙作品が販売されています。

一軒家を改装した工房へ上がると、大判の一枚ものからハガキいった小物まで、どれも丁寧に漉かれた和紙が並びます。

メイドイン北海道素材から作る手触り豊かな和紙はがき

東野さんの作品は北海道の風景や植物がモチーフとなっているものがほとんどです。

「北のおたより」はトウモロコシの実やラベンダー、コーヒー豆が漉き込まれた立体的なハガキやしおりが展開されています。

指で触れると、素材が浮き上がったぽこぽことした感触。

さらに、ラベンダーはふんわりとした香りも漂い、見て触って香って楽しめるシリーズです。

「蝦夷和紙」は北海道に自生する白樺やササなどを原材料としています。

通常、和紙の素材は本州でしか育たない植物を用いるのですが、「北海道の植物で紙漉きができないか」というチャレンジからこのシリーズが誕生。

実際に漉いてみるまで、どのような紙になるかわからないという実験的な企画だそうです。

こうして生まれた紙は色、質感に植物の息吹を感じる力強い一枚となっています。

季節にあわせて送りたい一枚

季節に合わせたデザインのハガキも見つけました。

糸を漉き込んだ「いと恋し」シリーズは、雫やカタツムリといった雨モチーフのものが新作として出ています。

涼しげなデザインなので、暑中見舞いに送っても良いですね。

「ゆきふみ」は降り積もる雪に点々と残る足跡を凹凸で表現したシリーズ。

冬の北海道でよく見られる光景が、ほっこりとあたたかな一枚になりました。

同じものは二枚とない和紙作品

紙漉きは、漉き込む素材や粘材の具合、その時の温度などによって想像とは異なるものができ、それもまた面白いと東野さんは話します。

同じデザイン、質感のものは世界に二枚とない和紙小物。

お気に入りの一枚を探して、大切な人に送ってみませんか?

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