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夏休みの宿題のラスボス!? 子どもの読書感想文をスムーズに書かせるコツ

  • 2016.7.27

こんにちは、ママライターの木村華子です。

いよいよ夏休みがやってきました。真っ黒に日焼けした子どもたちが、海に山にと存分に夏を謳歌するシーズンです。

ところが、そんな楽しさに水を差す、毎年恒例の問題が……。そう、夏休みの宿題です。

引越し見積もりサイトの『引越し侍』は2015年8月、全国のユーザーを対象に行ったアンケート「小学校時代、夏休みの宿題どうしてた?」の調査結果を公開しました。

内容をみると、夏休みの宿題のうち「最も苦手だった」と回答されたのは以下のとおりです。

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・1位:読書感想文……36.5%

・2位:日記・絵日記……20.2%

・3位:作品作り(工作・研究など)……19.3%

・4位:ドリル類(算数・漢字など)……14.3%

・5位:動植物の観察……4.3%

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読書感想文を苦手だと感じていた方は、なんと3人に1人!

さらに、「最後まで残った夏休みの宿題は?」という質問でも、34.3%に上る方々が「読書感想文が終わらなかった」と答えたのだとか。

夏休みの宿題は、ママも巻き込む一大事! お子様の宿題をよりスムーズに終わらせるためにも、苦手な読書感想文を後回しにしないことが重要です。

読書感想文を制する者が、夏を制す……! と言っても過言ではないでしょう。

そこで今回は、ライターの私が実践している、“わが子の読書感想文を早く終わらせるコツ” を紹介いたします!

●スピーディーな読書感想文は、“本選び”から!

“読書”感想文ですので、まずは読む本が必要です。

子どもが興味を持ってくれる1冊であることが最重要なのですが、中には大人の私が見ても「え、この本って感想書くの難しそう……!」と感じるパターンが存在します。

私事ですが、わが子が初めての夏休みを迎えた小1のころ、「この本のことを書くよ!」と彼が持ってきたのは、恐竜の図鑑でした。

図鑑を読んで、何かを感じ取り、原稿用紙2枚分の感想を書くことができるのなら問題ありません。

本には、感想文を書きやすいものと、そうでないものが存在しています。スムーズに感想文を書き進めるためにも、まずは読む本を選ぶ段階でつまずきたくはないところ……。

学年によって基準は異なりますが、基本的に以下のポイントを押さえた本選びがオススメです。

・子どもが読破できる1冊(漢字や文が難しくはないか?)

・子どもが興味を持てる内容(好きなジャンル、好きなもの・ことが登場する)

・物語のある内容(いくら好きでも、図鑑や辞典では難しい)

普段から読書をしないお子様の場合、まずは1冊を読み終えることが第一関門となるでしょう。

また、「読破はできたけれど、何も感じることがなかった」という事態も避けたいところ。スムーズに読めて、読み終わった後に何かしらの感動を覚えてもらうことがポイントです。

そして、さらに重要なのは、お子様に「ママが選んだ本を読まされた 」と悟られないことです。

基本的には本人に委ねる本選びをさせて、もしも難しそうな本を持ってきた場合、うまく誘導しながら読書感想文に向いた1冊をすすめてみましょう。

本との出会いは、原稿用紙の文字数を埋める格好のエピソード。本人のモチベーションを保つためにも、あくまで「自分が選んだ本だ」という動機付けをしてあげてください。

●読書中には、付箋が大活躍!

読書感想文を書く上で、「自分が好きだったシーン」や「感動・感心した出来事」は、必ず使える有用なデータとなります。

勢いに任せて読み進めるほど没頭するのは素晴らしいことですが、できれば“どこが良かったか”を残しておく と、よりスムーズでしょう。

読み始める前のお子様に、「楽しかったページやびっくりしたことが書いてあったところに、付箋を貼っておこうね」と伝えれば、読み終わるころにはお子様の感動が目視できる1冊が完成します。

あとは、その感動を書き起こすだけ!

読み終わった後に、「何を書けばいいんだろう……」と悩むリスクを食い止めることができ、よりスピーディーに読書感想文作成に入ることが可能になります。

●原稿用紙に向かう前に! 大まかな構成を作っておく

学年によって異なりますが、多くの場合、読書感想文では原稿用紙2枚前後が課せられます。原稿用紙は1枚400文字ですので、つまり800文字ほどの文章を書く必要があるということ。

この文字数を「多い!」と感じる方へ! その理由はきっと、「何を書くべきかがわからないから」なのではないでしょうか?

丸腰で原稿用紙に向かう前に、まずは書くべきポイントをまとめておくことをオススメします。

●(1)「本との出会い」

上記にも書いた通り、本との出会いは文字数を埋める格好のエピソードです。とはいえ、ダラダラと出会いのシーンを描写する必要はありません。

「小さなころから何度も読んだお気に入りの1冊」でも、「図書館で出会ったカッコイイ表紙の本」でも結構です。どんな風にその本と出会ったのかを、長くなりすぎない程度に書きましょう。

●(2)「ストーリーの要約」

読書感想文全体がストーリーの要約で終わってしまった経験は、きっと多くの方が持っていることでしょう。もっとも文字数を稼ぎやすいポイントです。

だからこそ、短くまとめる必要があるとも言えます。重要な“感想文”を書けるだけの文字数を残しながら、簡潔にストーリーをまとめてください。

●(3)「感動したシーン」

読書感想文の中で、最もボリューミーにしたいのが「感動したシーン」以降です。ここで活躍するのが、読書中に貼った付箋の存在 。

付箋を貼ったページから、特に心に残ったシーンについて、そして読んだときの心情についてを書きましょう。

可能なら、そのシーンからイメージされる自身のエピソードに触れたり、「僕・私ならどうだろう?」と、自分自身と登場人物を比べてみると、より楽しい読書感想文になります。

●(4)「本から得たこと」

感想文は、その本から得たことで結ぶと読後感が良くなります。

「これからは、○○しようと思った」という抱負や、「はじめて○○なのだと知った」という発見でもいいでしょう。本と自分をリンクさせることが大切です。

もしも「私は何も得なかったよ!」という場合、「こんな本だから、こんな人にオススメです」という結び方もいいでしょう。ポジティブ に締めくくりましょう。

●構成ができたら、あとは書くだけ! ハイおしまい!

書くべき内容がまとまれば、あとは書くだけ! これまで夏休み後半まで立ちはだかっていた2枚の原稿用紙も、もう怖くはありません。

夏休みの宿題は、ママにとっても大きなストレス。できるだけ早く片付けて、心置きなく夏を楽しみたいものですね。

今年こそ、読書感想文を後回しにしない夏休みを叶えてみてはいかがでしょうか?

【参考リンク】

・夏休みの宿題、どうしてた? | 引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/press/press024/)

●ライター/木村華子(ママライター)

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