ローマの夏の夜を彩った、フェンディ90周年の祝賀イベント。

今年、創業90周年を迎えたフェンディが、去る7月7日（木）に、ブランド発祥の地、ローマにて、盛大な祝賀イベントを開催。世界中からジャーナリストやセレブリティが集結した。

あのトレヴィの泉を舞台に、究極にリュクスなコレクションを発表。フェンディとローマの強い結びつきを、改めて知らしめた。

世界中からセレブリティもお祝いに駆けつけた。神話の女神を思わせるドレスを身につけたケイト・ハドソン。

インフルエンサーのキアラ・フェラーニは、フェンディらしいクラフツマンシップが薫るドレスを着用して。

特別な一夜は、1953年に芸術家団体のために建造された、パラッツォ・カルペーニャ内にあるサン・ルカ・アカデミーでのプライベートカクテルにて幕を開けた。このカクテルは、フェンディの90年にわたる歴史、そのアイデンティティ、そしてローマとの強い結びつきが紹介された書籍『フェンディ ローマ(The FENDI ROMA）』のお披露目も兼ねて開催され、美術館のような空間に、数多くの写真が特別に展示された。

そして次に、トレヴィの泉へと会場を移し、これまで誰も目にしたことのなかったような「オートフリュール」コレクションのファッションショー「レジェンズ アンド フェアリーテイルズ」が発表された。なんとトレヴィの泉の水面に設けられた透明のキャットウォークを、この上なくリュクスなコレクションを着用したモデルが、まるで水の妖精のように歩くという演出は、集まったゲストを夢の世界へ誘った。

ファーストルックは、ケンダル・ジェンナーが着用した、ブルーのファーのコートドレス。

ラストを飾ったのは、ベラ・ハディドが着用した、壮麗なファーのケープ。

フィナーレに登場した、カール・ラガーフェルド氏と、伝説的なバッグを数々手がけてきたシルヴィア・フェンディ氏。

ショーの後は、ボルゲーゼ公園内にある、ピンチョ・テラスに置いて、風光明媚なローマを一望できるプライベートディナーを開催。1965年から描き続けられてきたカール・ラガーフェルド氏による、貴重な手描きのデッサンに埋め尽くされた回廊も設けられた。さらにポール・コクセッジ・スタジオデザインによる、特製のアートインスタレーション「Gust of Wind」も展示。丸い構造の「フェンディの泉」が、会場を取り囲むように設置され、フェンディとローマの噴水や泉との深いつながりを改めて提示した。そんなスペシャルな夜は、音楽界の巨匠、ジョルジオ・モロダーの特別パフォーマンスで幕を閉じた。この伝説的なイベントは、これからもモード界で語り継がれそう。

美しいローマの街並みを一望するボルゲーゼ公園内に出現したガラ・ディナーの会場。

●問い合わせ先：
フェンディジャパン
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