今年は『エリザベート』と「新コスメ」の当たり年！

ミュージカルファンなら、誰もが垂涎ものの作品『エリザベート』。オーストリア=ハンガリーの皇后エリザベートの生涯を描いたウイーン発のミュージカルは、何度観ても引き込まれ、深く考えさせられ、感動させられるばかり。実は、かなりの"チケ難"公演で、春頃から私の周辺では、「ゲットした」「ダメだった」などの会話が隠語のように交わされていました（笑）。何とか1枚をゲットした私は、帝国劇場に観に行ってきました。

トート演じる井上芳雄さんの安定感は、いつも以上に進化。エリザベートを演じる花總まりさんは、モンスター級の可憐さ、透明感はそのままに、歌唱力が進化してパワーアップ。フランツ役の田代万里生さんは、マザコンの若き皇帝時代から、晩年までを演じるのですが、演技力の深みがアップ。新キャストとして新たに加わった成河（ソンハ）さんは、狂気のルキーニを狂気じみた迫力満点の歌と芝居で熱演。ミヒャエル・クンツェ脚本・作詞、シルヴェスター・リーヴァイ作曲のドラマティックな楽曲を完璧に表現していました。安定感を欠いていたのは、舞台美術の数々。つまり、表裏一体の危うい世界感を、傾倒した床や歪んだ背景で表現していたのです。

実は、宝塚大劇場でも数日前より宙組による『エリザベート』が幕を開けました。私ももちろん観に行きますが、それはもう少し先のこと。初日を観た人からの評判も聞こえてきて、今年はつくづく『エリザベート』の当たり年だと確信しています。

そして当たり年といえば、今年は新ブランドの誕生や、人気ブランドのリニューアルが相次いで発表されている年でもあります。そのひとつ、コーセー ヴィセの新ライン『ヴィセ アヴァンセ』は、エッジーでスタイリッシュなメイクブランド。ローラさんをイメージキャラクターに、まずは人気ショッピングサイトから発売を開始し、8月21日からは店頭で、というところも今どきのスタイル。しかもシングルアイカラー全20色が各800円（税別）、ネイルコレクション全20色が各500円というプチプラ。クオリティと価格のバランスに、"攻め"の姿勢を感じます。その他、『アナ スイ コスメティックス』や『ポール ＆ ジョー ボーテ 』のスキンケアなども続々リニューアル。今年は、コスメ界における転換期になるのかもれません。