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美と健康の救世主、スーパーフード「キヌア」って知ってる?

  • 2016.7.24
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最近では、「より健康に、より体に良いものを食べよう」と世界中で健康についての関心が高まっています。

そのブームの中で、「キヌア」という穀物がとても流行しているのを、皆さんご存知でしょうか?小さなお米みたいな見た目のこの「キヌア」は、他の穀物に比べ栄養価が高く、ミネラルも豊富で私たちの体にとても良いため、インカの時代より「穀物の母」と呼ばれていました。また、そのプチッとした食感がとても楽しいんです。

調理方法も簡単で、小麦アレルギーの人も食べることができる「キヌア」。今回はその魅力に迫ってみましょう。

■1.キヌアって何者?

3~4000年前には、南アメリカのアンデス山脈一体で、キヌアの栽培が始まっていたと言われています。一般的には知名度の低かったキヌアですが、2011年より爆発的ブームが訪れました。今ではキヌアからできたビール、シリアル、パスタ、スープなど、いろいろな飲み物・料理に使われているんですよ。

■2.小粒でも栄養たっぷり

それぞれ100gあたりの白米とキヌアの栄養価を比べてみると、食物繊維は約10倍、タンパク質は約2倍と、栄養が豊富に含まれています。この食物繊維はコレステロール値を下げる効果がある種類のものですし、このタンパク質の中には、体内では作られず外からの摂取が必要な「必須アミノ酸」9種類全てを含んでいるもの。

さらに注目していただきたいのが、キヌアの「脂質」。キヌアに含まれる脂質のほとんどが、リノレン酸・オレイン酸といった不飽和脂肪酸、つまり血液中で固まりにくい脂肪酸で構成されています。特にリノレン酸はコレステロールの産出を抑制するなどの効果があり、健康にピッタリです。この不飽和脂肪酸は、白米には非常に少ないものなので、キヌアがいかに栄養価の高いものかがわかりますね。

■3.こんな効果だってあります

キヌアには白米と比べ、「ケルセチン」と呼ばれる抗酸化物質を多く含んでいます。これは、強い抗酸化作用を持ち、体内が酸化し代謝が下がったり、老化してしまったりするのを防ぐ物質。美しく健康であるためには欠かせない物質ですね。

またカルシウム、マグネシウム、鉄、りんも豊富に含まれているのがキヌアの特徴。特にマグネシウムは血管をリラックスさせるため、偏頭痛を減らすとも言われています。しかもこんなに多くの栄養価を含んでも、100gあたり368kcalと、白米100gと変わりません。ダイエット中の人はもちろん、アスリートまでキヌアを好んで摂取するのには、低カロリーという理由もあったんですね。

■おわりに

これまでの説明でキヌアがいかに優れた穀物なのか、ご理解いただけたと思います。実際に手に入れるときには、発芽毒が処理されているかチェックが大切。手間をかけたくない方は、発芽毒が処理済みのアメリカ産のものを選ぶと良いでしょう。

キヌアを食べて、食事から健康と美をゲットしましょう。(桃助888/ライター)

(ハウコレ編集部)

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