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なんで食べてくれないの…? 赤ちゃんが食事をこばむときの意外な原因

  • 2016.7.23
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離乳期の赤ちゃんや小さな子どもには、何でもよく食べる子もいれば、なかなか食べてくれない子がいますよね。昨日はパクパク食べていた食べ物なのに、今日は一口も食べてくれない、なんてことも。

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3歳くらいまでは言葉も未発達な時期なので、本人から理由を聞くこともできず、悩んでしまうママは多いはず。そこで、私自身や周囲のママの経験を元に、考えられる原因を紹介します。

■おかゆはイヤ!

離乳期の赤ちゃんの主食であるお米のおかゆ。アレルギーの心配が少ないことから離乳食のファーストステップとされているため、これを食べてくれないとママはなかなか次のステップに進めません。

ところが中には、おかゆの食感が嫌いな赤ちゃんがいます。我が子もそうでした。炊き方や水の分量を変えたり、炊いたご飯を煮てみたり、塩味を付けても食べてくれず…。

ところが、1歳を過ぎてから試しに大人と同じごはんを与えてみると、茶碗一杯分をみるみる完食。

我が子の場合、お米以外の野菜や果物も、すりつぶしてベチャッとしたものはあまり好きではないようで、固形の食べ物を与え始めるとよく食べるようになりました。

■味付け、料理のしすぎ

離乳食本のレシピを見ると、白身魚のグラタンや豆腐入りのチキンナゲット、とうもろこしのポタージュなど、離乳食とは思えないほどおいしそうなメニューがたくさん載っています。

実際に作ってみると、薄味だけど味もばっちり。それなのに子どもは、ちょっとかじっただけでプイ。ちらっと見た後、まったく手を付けないことも…。

その場合は、もしかしたら、味付けや料理のしすぎが原因かもしれません。小さな子どもには、ただの塩味やダシだけなどシンプルな味を好む子が多く、大人にはおいしい洋風のバター味や甘辛醤油味は、薄味でも口に合わないことがあるようです。

また、いろいろな食材や調味料を混ぜ合わせた複雑な味わいが苦手で、野菜なら茹でただけ、魚なら焼いただけの方が、食が進む場合もあります。

■同じ果物でも酸味が強いとダメ

果物や野菜は、ものによって食べたり食べなかったりすることがあります。イチゴが大好きだからせっかく買ってきたのに、一口で口からベーッと出してしまった、という場合は、買ってきたイチゴがちょっとすっぱかったのではないでしょうか?

赤ちゃんや小さな子どもの味覚は、一般的に、大人よりずっと鋭いといわれています。大人は気にならない程度の酸味や苦味でも、子どもには思わず口から出してしまうほど強い味に感じられるのかもしれません。

■冷たすぎるものは苦手

大のうどん好きだったのに、夏場になったら急に食べなくなったという場合は、うどんが嫌いになったわけではなく、冷やしたうどんが苦手な可能性があります。子どもの舌は敏感なので、熱さだけでなく、過剰な冷たさも嫌がることがあります。

冷やしうどんやそうめんを食べさせる場合は、氷を使わずに水だけで冷やすと食べてくれるかもしれません。もちろん、あくまで温かいうどんが好きで、うどんは温かくないと食べないという子もいます。

子どもにも大人同様に好みがあり、味覚や嗅覚の敏感さもその子によって違います。誰にでも当てはまるわけではありませんが、子どもが食べてくれないときは、上記を参考に、一度、味付けや調理法を工夫してみましょう。

(二条しおり)

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