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「おやつの用意ができました…」タンスから謎の声→正体は“ずっと隠れていた”恩人だった【マンガ】

  • 2026.11.6

誰もいないはずの場所から、ふいに物音や声がする。たいていは気のせいで済みますが、この家に限っては、そうとも言い切れません。『ウチの百鬼夜行』の舞台は、陰陽師の兄・晴明と暮らす弟・綺羅々のまわりに、行き場のない物の怪(もののけ)たちが集まる山奥の屋敷。今回は、タンスから聞こえてきた声の、意外な正体をめぐる一幕です。

慣れてきた矢先にタンスから声がした

その日の綺羅々は妖怪の本を開きながら、怖がりな自分も物の怪にだいぶ慣れてきたと感じていました。ユキや銀、白玉たちの顔を思い浮かべる余裕まであるようです。屋敷に来たばかりの頃を思えば、たいした成長ぶりと言えるでしょう。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

ところがその矢先、タンスの中から「坊ちゃん… おやつの用意ができました…」と声が響きます。慣れてきたはずの綺羅々も、これにはすっかり固まってしまいました。積み上げた自信が一瞬で崩れる間の悪さには、同情するほかありません。

そこへ駆けつけたのが、狐の式神・銀です。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

「くぉら金!坊ちゃんを泣かせるな!!」と一喝し、綺羅々を守ってくれました。声の主を知っている様子の銀と、初めて聞く「金(こん)」という名前。守られた安心感と新しい謎が、同時にやってきます。頼れる兄貴分の登場に、ひとまず一安心です。

正体は双子の弟

タンスから現れたのは、銀とそっくりの狐でした。恥ずかしそうに顔を隠しながら、「銀の双子の弟 金と申します…」と名乗ります。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

聞けば、今までもおやつの用意や身の回りの世話をしてくれていたのだとか。声の主は正体不明のお化けどころか、陰で支え続けてくれていた恩人でした。綺羅々の「忍んでたの!? ずっと!?」という驚きももっともです。なにぶん恥ずかしがり屋で、ずっと姿を隠したまま尽くしていたのでした。

隠れた先の壺にぬかを注がれた

名乗りを終えた金は、やっぱり照れくさいのか、またすぐに隠れてしまいます。選んだ隠れ場所は、よりによって漬物用の壺でした。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

「どうやって入ってるの!?」と綺羅々はまた目を丸くします。そこへ漬物を作ろうとやってきたカッパが、事情を知らずに壺へぬかをざばり。壺の中から悲鳴が響くという、気の毒なオチまでついてしまいました。

姿を見せた初日から散々な目に遭った金ですが、ずっとそばで世話をしてくれていた同居人の顔が、ようやく見えるようになりました。ここから金も物語の顔ぶれに加わって、『ウチの百鬼夜行』の屋敷は、また少しにぎやかになっていきそうです。


『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

 



 

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クリエイター情報

河口けい

漫画描いてます。 単行本は白泉社から『可愛いたぬきも楽じゃない①~⑤』、『ウチの鬼先生』、『カッパ暮らし』ほか、KADOKAWAより『異世界に行ったら謎の生物に可愛がられた話①②』、主婦の友社より『ウチの百鬼夜行』発売中です。

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