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「日本の夏が暑すぎる」陰陽師が対策を打った結果、あらわれた人物に「絶対いい人」【マンガ】

  • 2026.11.3

エアコンの効きが悪い日は、それだけでちょっとした事件になるもの。暑さにうだる悩みは、妖怪たちの住む屋敷でも変わらないようです。『ウチの百鬼夜行』の舞台は、陰陽師の兄・晴明が、行き場のない物の怪(もののけ)たちを住まわせている山奥の屋敷。生き別れだった弟の綺羅々も、この家の暮らしにだいぶ慣れてきたところです。今回は、暑さ対策に呼ばれた「雪系の物の怪」をめぐる一幕をたどっていきましょう。

雪女かと思ったら雪男だった

「今日は暑いねー」とうだる綺羅々を、カッパがうちわで扇いでくれています。扇ぐ側も扇がれる側もすっかりくつろいでいて、妖怪に囲まれた暮らしも、ここまで来ると立派な夏の日常です。そこで晴明が口にしたのが、「雪系の物の怪呼ぼうか」という、この家ならではの暑さ対策でした。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

やってきたのは、着物姿で長い髪の人物。綺羅々は雪女だと思い込み、だらしない格好を見られたと大慌てです。ところが、晴明はその勘違いをさらりと正します。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

相手は雪女ではなく、雪男のユキでした。思いがけない事実を知った綺羅々の、なんとも言えない表情が笑いを誘います。

孝行息子かと思えば物騒な宣言

ユキは病気がちの母に代わって雪女の役目を務め、40℃にもなる日本の夏に行き倒れていたところを晴明に保護されてここにやってきました。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

なるほど母思いの孝行息子か、と感心したのもつかの間、当のユキは「恩を売ったつもりか晴明! いつかオマエも氷漬けにしてやる」と物騒な宣言を放ちます。助けてもらった相手に向ける言葉がこれです。やっぱり物の怪は物の怪なのかと、綺羅々ならずとも身構えてしまいます。

プライド発言のままかき氷係になる

「私は男とはいえ誇り高き雪女の血を引く者…」と、ユキの口上はまだ続いていました。その足元に現れたのは、かき氷機と水の入った製氷皿を抱えたカッパたちです。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

「陰陽師の言いなりになる式神になどならんぞ!」と言い張りながら、ユキの手はカッパのために水を凍らせ、ガリガリとかき氷を削っています。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

晴明いわく、ユキは「心は温かいコ」。その姿を見た綺羅々も、心の中で「絶対いい人だ」と確信するのでした。少し怖い物の怪が来たと思ったら、ふたを開ければいつものほのぼの。『ウチの百鬼夜行』の屋敷には、怖そうな物の怪も、いつものほのぼのした空気になじんでしまいます。


『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

 



 

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#1 生き別れた兄と暮らすことに
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クリエイター情報

河口けい

漫画描いてます。 単行本は白泉社から『可愛いたぬきも楽じゃない①~⑤』、『ウチの鬼先生』、『カッパ暮らし』ほか、KADOKAWAより『異世界に行ったら謎の生物に可愛がられた話①②』、主婦の友社より『ウチの百鬼夜行』発売中です。

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