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イケメン俳優でゲイで天才監督、映画界大注目のグザヴィエ・ドラン

  • 2016.7.20
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公開中の『神のゆらぎ』は、並行して描かれるいくつかのエピソードが、ある“運命の一瞬”へと向かって集約してゆく物語。そのうちのひとつ、重い病に侵されながら自身の宗教が禁じる輸血を拒否し続ける青年を演じた俳優グザヴィエ・ドランは、ここ数年の映画界で最も注目を集める人物のひとりです。

1989年、カナダのモントリオール(フランス語圏)で生まれた彼は、俳優を父に持ち、幼いころから子役としてテレビや映画で活躍していた人なのですが、17歳の時に「自分がやりたい役を自分で作るために」と脚本を書き、監督を務めて、20歳で完成したそのデビュー作『マイ・マザー』がカンヌ国際映画祭で大評判に。というのも、彗星のごとく突如現れた若き天才監督は、その上に驚くほどのイケメンだったのです。

私も初めて見たのはこの『マイ・マザー』で、ゲイの息子が母親に抱える愛と葛藤を描き、その痛々しさが見る人の心に切りつけるような才気あふれる作品なのですが――ああすみません、それよりもなによりも、ゲイの主人公を演じるグザヴィエ・ドランと恋人のイチャイチャがあまりに鮮烈な可愛さで、何なの何なのこのエキセントリックな美少年は!とうろたえたものです。ちなみに彼は自身がゲイであることを公表しています。

映画界に久々に登場した大スターを、ファッション業界が放っておくわけがありません。というわけでグザヴィエ君、今年はルイ・ヴィトンのキャンペーン広告に抜擢されたわけですが、美少年からぐっと大人のセクシーさを漂わせて、これもまたたまりません。

現在は初の英語作品『The Death and Life of John F. Donovan』を撮影中ということですが、私は彼の俳優としてのお仕事も好き。自身が脚本を書くので、選ぶ作品にハズレがありません。新作『神のゆらぎ』はもちろんですが、『トム・アット・ザ・ファーム』という作品もおすすめです。大注目のグザヴィエくんに、皆さんもご注目くださいませ!

『神のゆらぎ』公開中!

オフィシャルサイト:http://kaminoyuragi.com/

© 2013 Productions Miraculum Inc.

©2009 MIFILIFILMS INC

ライター:渥美 志保

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