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周囲の視線がコワい!? 乳幼児を連れて“飛行機”に乗るときの注意点

  • 2016.7.19
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【ママからのご相談】

4月に主人の転勤で引っ越しをしました。それまでは実家と同じ市内に住んでいたのですが、今の住まいは他県です。今年の夏は4歳の娘と1歳(授乳中)の息子を連れて実家に帰省します。

しかし、まだ下の子が小さいのでフライトのあいだに周囲の方に迷惑をかけないかとても心配です。小さい子どもを連れて飛行機に乗る場合、どのようなことに注意すべきなのでしょうか?

●A. 騒いだり泣いたりする子どもを放置しないようにしましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのパピルスです!

筆者の夫は転勤族のため、夏の帰省は飛行機や新幹線を使う機会が多く、息子が小さいころはさまざまな試行錯誤をしてきました。

初めて息子が飛行機に乗ったのは生後1か月。それから毎年お盆に飛行機や新幹線で帰省するようになり、10年余りが経ちました。

今回は、乳幼児を連れて飛行機に乗る際の注意点について、筆者の経験や周りのママの声、アンケートなどを踏まえてお伝えしたいと思います。

●飛行機の中で迷惑になることって、どんなことだろう?

乳幼児を連れて飛行機に乗ったとき、一番ツラいのは周囲から冷たい視線を浴びながら萎縮してフライト時間を過ごすことではないでしょうか。

周囲の乗客の方に迷惑をかけず、なんとか平穏なフライト時間を過ごしたいものですよね。

パピマミが2016年に行ったアンケート調査『新幹線や飛行機に乗る子連れ親子に配慮してほしいことは何ですか?』の結果を見てみましょう。

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・1位:騒ぐ子どもはきちんと叱ってほしい……60%(184人)

・2位:泣き叫ぶ赤ちゃんを放置しないでほしい……13%(40人)

・3位:子どもが迷惑をかけたら周囲に謝罪してほしい……12%(36人)

・4位:とくに配慮してほしいことはない……8%(25人)

・5位:そもそも子連れの場合は乗らないでほしい……4%(11人)

・6位:グリーン車やファーストクラスには乗らないでほしい……3%(8人)

・7位:子どもは散らかすから飲食はやめてほしい……1%(3人)

※有効回答者数:307人/集計期間:2016年7月5日〜2016年7月6日(パピマミ調べ)

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周囲の方が子連れ乗客に一番望んでいるのは「騒ぐ子どもはきちんと叱ってほしい」 ということでした。子どもが騒いでしまった場合の“対処”がまずいと周囲の方の不快指数がマックスになるということです。

子どもが大きな声で話したり、歌を歌ったり、奇声をあげたり、音を立てたり……それなのに、親はスマホや雑誌に夢中。そんな光景をたまに目にします。

周囲の方は親になんとかしてほしいと思いつつ、じっと耐えている場合が多いです。

一度子どもに静かに過ごすよう言っても聞かないと、簡単に諦めて放置している保護者も見かけます。これは、親の責任を放置している ことに他なりません。

忍耐強く、子どもが静かになるまで、繰り返し注意を続けてください。その際、親のほうが頭に血が上って大声を出して、子ども以上にうるさい方も見かけますので、ご注意を!

●予防的教育法で、子どもに正しいふるまい方を教えておこう!

子どもは飛行機に乗ることがうれしくて、テンションが上がりがちです。何日か前から“飛行機の中での過ごし方”を教えておくとよいです。

これを『予防的教育法』 といいます。事前に正しいふるまい方を教えておくという方法です。

「飛行機の中では、小さな声でお話しするんだよ。こそこそ話、できるかな?」

「飛行機の中では、自分の席に座って過ごすんだよ」

「飛行機の中では、飲み物を順番に配ってくれるからね。お口チャックで待てるかな?」

このように説明して、実際に親子でやってみるのです。「飛行機の中では、静かにしていてね」「お利口さんにしていてね」「ちゃんとしててね」のような抽象的な説明では子どもには伝わりません 。

実際にやってみて、上手にできたら「それでいいよ! 上手だね」としっかり褒めてあげてください。

また、飛行機に乗る前に、もう一度正しいふるまい方の話をして、思い出させておきましょう。

●赤ちゃんが泣き止まない! どうすればいいの?

第2位にランクインした「泣き叫ぶ赤ちゃんを放置しないでほしい」という声。

こちらは、泣かれている親の方もつらい思いをしている場合もありますね。どんなにあやしても、抱っこしても泣き止まない、という赤ちゃんを時々見かけます。

もしかしたら、飛行機の上昇や下降で耳が痛いのかもしれません 。

大人は耳がボワっとしたときに、耳抜きができますが、乳幼児はこれができずに激痛に襲われる場合があります。特に風邪で鼻が詰まっているとなりやすいようです。

筆者も大人になってから経験したことがありますが、大人でも涙が出るほど痛いです。何かで気を紛らわして泣き止ませるのは難しい痛みです。

耳の痛みには、何かを食べたり飲んだりして、自然に耳抜きをできるようにしてあげることで対処してください。

できれば耳が痛くなる前に、予防に力を入れたほうが良いでしょう。

飛行機が上昇するとき(離陸時)や下降時に、授乳する、ミルクやお茶を飲ませる、お菓子を食べさせる、飴をなめさせる、などの方法は効果があります。

筆者はとにかく、毎回これは忘れずに実践してきました。

まだ話せない月齢のころは、耳の不快感(痛みの前兆)があると、耳を引っ張ったり、掻くようなしぐさをするときもありましたので、注意していてください。

●いろいろ頑張ったけれど、周囲に迷惑をかけてしまったら……

事前に準備もし、機内でも頑張ったけれど、子どもが泣いてしまった、騒いでしまった、うっかり飲み物をこぼしてしまった、という場合もあるでしょう。

そういった場合は、周囲の方に「ご迷惑おかけしました。すみませんでした」 の一言を忘れずに。

これは、アンケート調査の第3位「子どもが迷惑をかけたら周囲に謝罪してほしい」にもランクインしています。

謝罪の一言があるかないかで、周囲の雰囲気がだいぶ変わります。「お母さんも大変だったね」と返してくださる方もいらっしゃいますよ。

なんと言っていいかわからないという方は、次のようなフレーズを覚えておくといいですね。

「うるさかったですよね、すみませんでした」

「子どもがご迷惑おかけしました」

「騒々しくて、すみませんでした」

周囲の方に謝罪の言葉をかけるのは勇気がいることですし、恥ずかしいこともありますが、これも子育て経験の一つと思って頑張りましょう!

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いかがでしょうか?

初めての子連れ飛行機搭乗は心配も多いでしょうが、各航空会社も子連れ客にはさまざまな配慮をしてくださいます。機内で困ったときには早めにCAさんに相談しながら乗りきってくださいね。

【参考リンク】

・【アンケート結果(1位〜7位)】新幹線や飛行機に乗る子連れ親子に配慮してほしいことは何ですか?(http://papimami.jp/80137)

●ライター/パピルス(フリーライター)

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