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透明感はつくれる!30代以降はコントロールカラーがマスト【ベースメイクの教科書#3】

  • 2016.7.19
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30代になると感じる一番の肌の変化、それは透明感ではないでしょうか? 朝ベースをキレイに作っても、夕方には疲れやくすみが気になって……。そんな悩みがある方も多いかと思います。

これらを取り除いてくれる救世主、それがコントロールカラーです。ファンデーションだけでくすみを消して、透明感を出して、というのは難しいですが、色を味方につければ、透明感を作ることができるんです。

例えば、グレーの紙の上にクレヨンで何を描いても鮮やかに見えませんよね。でも白い紙の上に描くとどうでしょう。とても鮮やかに、美しく仕上がると思います。

「最近アイメイクが映えないな」、「もっと華やかさがほしい」、「以前のようなフレッシュな肌を取り戻したい」そんな方こそコントロールカラーを正しく使い、ぜひキレイな透明感を作るベース作りに力を入れて。

今回は、ニューヨークやロンドンの有名雑誌やショーで10年間メイクを担当してきた筆者が、ベースメイクに必須な知識、下地作りを一から順を追ってご説明します。

 

■コントロールカラーの素晴らしい効果

化粧下地とコントロールカラー、どちらを使えばよいか分からないという方は多いはず。

簡単にいうと、“悩み別で使い分ける”が正解。化粧下地は肌の凸凹などテクスチャー悩みがある方、コントロールカラーは色悩みがある方にオススメです。

また、コントロールカラーは化粧下地のように使える軽いテクスチャーに色がついている兼用のものと、完全にコントロールをメインにした部分使い用があります。

主な効果として、以下のようなものが期待できます。

・透明感を出す

・透明感を持続させる

・くすみを取り除き、肌の色調を均一に保つ

・くまを薄くする

・赤みを抑える

・明るさを出す

・ツヤをだす

これだけでも、その万能さがわかりますよね。色で不要な色を消してあげ、色で透明感を出す、それがコントロールカラーの力です。

筆者オススメのコントロールカラー下地は、エレガンスの『モデリング カラーベース EX』。様々な色味展開があり、とても使いやすいです。

他にもイプサの『コントロールベース』や、RMKの『ベーシック コントロールカラー』もオススメですよ。

 

■コントロールカラーの塗り方

コントロールカラーは化粧下地同様、気になる部分から塗り始めるのがよいのですが、次のポイントだけは押さえてください。それは、色味が隠れない所にはもう一度カラーを重ね付けすること。化粧下地と違い、コントロールカラーは色味調整を目的としているので、このひと手間が重要になるのです。

このようにコントロールカラーでクマが気になるところなどの色調を先に整えてあげることにより、次に使うファンデーション自体を減らすことが出来ます。そして重ね付けした所は、指の熱でしっかり馴染ませましょう。

 

■悩み別コントロールカラーのオススメ

・茶くすみ、黄くすみ(全体):オススメカラーは黄色、またはベージュ。このタイプは全体的なトーンアップをしていくことが大切です。コントロールカラー効果のある下地で全体的に塗っていきましょう。

・茶色くすみ、くま(目の下が濃い場合):オレンジ色の部分用、または全体用のコントロールカラーがオススメです。

・青白い、血色が悪い:オススメカラーはピンク。血色を与えてくれます。このタイプも全体的に上記同様の手順で塗っていきましょう。

・赤ら顔:グリーンのコントロールカラーを部分的に使用しましょう。

・透明感がない:パープルは肌全体に透明感を与え、上品なお肌を演出します。

 

コントロールカラーは色彩でのアプローチや、光を取り込んでくれる効果があり、美しいベースを作るためには必要不可欠です。長時間キレイなベースを保つ、ワンランク上のお肌作りを目指していきましょう。

【筆者略歴】

※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。

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