名作映画『ローマの休日』がミュージカルに

グレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーン主演のアメリカ映画『ローマの休日』が、宝塚歌劇でミュージカル化されました。1953年に公開されて以来、今なお世界で愛されている名作ゆえ、どんな風に舞台化されるのか？ そんな期待を持って観に行ってきました。

新聞記者のジョー・ブラッドレー役は、雪組トップスターの早霧（さぎり）せいなさん。アン王女は、娘役トップの咲妃（さきひ）みゆさん。映画でおなじみの「真実の口」のシーン、ヴェスパに乗ってローマの街を走るシーンが、映画のようにユーモラスに、とってもスタイリッシュに再現されていました。わずか一日の体験により、王女としての責務に目ざめ、後ろ髪を引かれながら去っていくシーン。その翌日、記者たちと謁見するシーンでは、脳裏に焼き付いていた映画のシーンと重なり、少しせつなく、ほろりときました。

アン王女が、ショートカットに憧れたり、ナイトガウンではなくパジャマを着たいと思ったり。そんなシーンも可愛らしく、この映画を初めて観た中学生の頃、アン王女の着こなしや髪型をマネしたことも思い出したり。実際、舞台上でも咲妃さん演じるアン王女が、ぶかぶかのパジャマを着たシーンもありました。最近では、スウェットなどの部屋着をそのまま寝間着にしてしまう人が多いようですが、体をしめつけず、吸水性と通気性にすぐれた自然素材のパジャマは、睡眠の質をよくするにはうってつけのアイテム。自由に寝返りをうつ環境にすることで睡眠のリズムが整い、体内の水分循環が十分に行われるため、健康にもエイジングケアにもいいといわれています。

なので私は、昔からずっとぶかぶかのパジャマ派。今は、柔らかなガーゼ素材のものを愛用しています。そして、"睡眠時のおまもり"として使っているのが、80年代から90年代にかけ、CAのように不規則な生活をしている女性たちの間でブームとなった製品のパワーアップ版、ゲラン「ミッドナイト シークレット」(15mL ￥4,500。税別)。普段のお手入れにプラスオンすることで、老廃物の排出と細胞の再生を助け、寝不足によるくすみや肌荒れを防ぐことができるスペシャルトリートメントです。ラベンダーの香りも心地よく、誘眠効果もあるみたい。翌朝は、たっぷり眠ったかのような気持ちいい目覚めが得られるから、アン王女にも教えてあげたいな。睡眠の質が低下しやすい夏の夜は、寝具や化粧品で工夫をするといいですね。