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「急に料理をやめさせないで」認知症の母を想い、よかれと思った行動に冷や汗のワケ

  • 2026.8.29

親の介護は、ある日突然始まることがあります。『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)は、「もし親が要介護になったら何をすればいいのか」をマンガでわかりやすく解説した入門書です。

本書では、「脳卒中で倒れた父親」「軽度認知障害と診断された母」「遠方で一人暮らしをする母の骨折」という3つのケースを通して、介護保険の利用方法や専門職との関わり方、介護を始める際に知っておきたい基礎知識を紹介しています。

今回は、軽度認知障害(MCI)と診断された母を支える主人公・チエのエピソードをもとに、地域包括支援センターの役割や相談できる内容について見ていきましょう。

【本記事は、『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

まず相談したい「地域包括支援センター」 

「地域包括支援センター」は、65歳以上の高齢者やその家族が無料で相談できる総合相談窓口です。アポなしでも利用できますが、予約しておくことがおすすめと紹介されています。

地域包括支援センターは、市区町村が設置している機関で、社会福祉士や保健師、ケアマネジャーなどの専門職が連携し、高齢者の生活や介護に関する相談に対応しています。

親と居住地が違う場合は、担当は親が住む地域の地域包括支援センターです。

いざというときに慌てないためにも、親が住む地域の地域包括支援センターを事前に確認しておくとよいでしょう。

チエは地域包括支援センターへ相談したあと、母を病院へ連れて行きました。 

地域包括支援センターは介護の総合相談窓口

地域包括支援センターの主な役割には、「総合相談」「介護予防ケアマネジメント」「権利擁護」「包括的・継続的ケアマネジメント」の4つがあります。

介護や福祉、医療、生活に関する相談を受け付けるほか、介護予防プランの作成や、成年後見制度の活用支援、医療機関やケアマネジャーなどとの連携も行っています。

また、地域包括支援センターで対応できない内容については、適切な相談先を紹介してもらうことも可能です。介護が必要な段階でなくても、運動教室や地域のサークル活動など、生活全般に関する相談にも対応しています。

診断後は治療と生活習慣の見直しを始める

母は予約した病院で診察を受けた結果、軽度認知障害(MCI)と診断されました。 

医師は、記憶力が低下している状態ではあるものの、早い段階から治療を始めることで、元気な状態を長く維持できる可能性があると説明します。

また、まだ軽度の段階であり、認知症への進行を遅らせることも期待できると伝えられました。

できることは本人に続けてもらうことも大切

診断後、落ち込んでいる母にチエは「今日から私がご飯を作る」と言います。

しかしニャシスト3世は、料理は本人にとって大切な刺激になるため、できることまで奪わないことが大切だとアドバイスします。

認知症の進行を遅らせるためには、適度な刺激を増やすことも重要なのです。

その場合、安全のために「ガスではなくIH」にするといいと話します。

介護の悩みは一人で抱え込まないことが大切

親が軽度認知障害と診断されると、これからどうすればよいのか不安になる人も少なくありません。

そんなときは、一人や家族だけで抱え込まず、地域包括支援センターへ相談することも一つの方法です。

専門職から状況に応じた助言や支援を受けられるため、介護への不安を軽減しながら、本人に合った支援につなげやすくなります。

万が一のために自分の住んでいる地域の地域包括支援センターを確認しておくといいでしょう。


【本記事は、『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

クリエイター情報

Gakken

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