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幸せな気持ちをキープ! 夫婦の絆をずっと大切にしていくためのポイント

  • 2016.7.13
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

結婚に関する研究で、「結婚して4年が過ぎると、夫婦の結婚に対する満足度が急激に下がり、離婚率が上がる」という結果が出ています。

夫婦間の会話が減ったり、子育てに追われたりしていくうちに、夫婦だけの時間を取らなくなってしまうからということが大きな原因ではないかと考えています。

夫婦間の絆を保ち、幸せな気持ちを維持するためには、大切にしたいポイントがあります。

●幸せを感じる夫婦に共通するのは“笑顔”

結婚して数年が過ぎると、一緒に過ごす時間が少なくなってしまう夫婦が多いです。

原因として、仕事や家事・育児などに追われて、2人の時間を取れなくなってしまうことが挙げられます。これは夫婦の仲に大きく関係していきます。

2人の時間が取れなくなるということは、コミュニケーションが少なくなるということです。

コミュニケーションが少なくなれば、愛情が薄れていってしまうのは当然で、ただ一緒に住んでいるだけのような関係になってしまいかねません。

この状態が長く続けば、お互いが幸せな気持ちを持てる何かを外に求めてしまう ようになります。これでは幸せな夫婦とは言えませんね。

夫婦円満とか、夫婦仲がいいと言われている人たちに共通しているものは、コミュニケーションの多さです。

コミュニケーションを多く取ると相手に愛情が伝わり、相手を思いやることができるようになります。そうすると、自然と笑顔が出てくるのです。

心からの笑顔を「エンジョイングスマイル 」と言い、恋人同士や結婚したばかりなどのときに多く見られます。

「エンジョイングスマイル」は、作り笑いとは違って、相手にも笑顔が移り、幸せな気持ちになり、心を開きやすくなるのです。

お互いに笑顔を交わし合える関係を保てるようにすることが、絆を深めるのに役立つものです。

●笑顔を引き出すコミュニケーション

笑顔はコミュニケーションを取ることで自然と出てきます。

しかし、お互いが忙しいことを理由にコミュニケーションを取る時間をどんどん減らしてしまうのが現状です。

まずは、2人だけで過ごす時間、メールなどを使って話をする時間を少しずつ作りましょう。

その他には、下記のようなこともコミュニケーションになります。

・お酒を一緒に飲む

・家庭内の問題に一緒に取り組む

・旅行する

・一緒にできる趣味を持つ

・映画を観る

2人で何かを一緒に行うことで、共通の話題ができて話しやすくなります。そのときに笑顔が生まれるのです。

●会話が続かない場合は……

コミュニケーションが減少している状態では、どうしても会話が途切れてしまいがちになってしまうというお話を聞きます。会話がないという人もいるくらいです。

そんなときは、相手の話から質問事項を作り出して話を深く掘り下げましょう。

ここで役に立つのが『オウム返し 』です。相手が言ったことを繰り返して、さらに「それがどんなだったか」などの質問をかぶせて相手から話を引き出すというワザです。

たとえば、釣りの話をしているとしましょう。

相手:「こないださ、○○へ釣りに行ったらいいポイントがあったんだよ」

自分:「○○に釣りに行ったのね。いいポイントってどんなところなの?」

または、

自分:「○○で釣りか~。どんな魚が釣れるの? 釣りって楽しい?」

などというように、相手の話に質問をかぶせる ことで、自分がたくさん話さなくても相手が話してくれます。

このように相手から話をたくさん引き出せば、パートナーは話を聞いてもらえたうれしさから、自然と笑顔になります。

ここで注意してほしいのが、興味のない話でも聞いてあげることです。2人の時間を大切にしましょう。

相手を不機嫌にさせたり、ケンカになってしまったりすれば、コミュニケーションの時間を取ろうとしなくなってしまいます。

最初は興味のない話でも回数を重ねていくうちに、興味のある話に持っていくようにすればいいのです。

まずは、2人の時間を楽しむ・2人の時間を持つことを大切にしましょう。

●おわりに

夫婦は2人だけの時間を笑顔と共に過ごしていくうちに絆が高まり、仲良く過ごすことができます。

結婚39年目を迎えた夫婦(夫62歳・妻57歳)に話を聞いたところ、4人の子どもを育てながら、2人の時間を毎日少しでもいいので持つようにしたとのことでした。

また、結婚17年目の夫婦(夫43歳・妻38歳)は、現在ご主人が単身赴任中です。

でも、毎日の電話とSNSを使ってコミュニケーションを取っているとのことでした。

そして、奥さんは毎週ご主人に手紙を1通ずつ書いて送っているそうです。

このように、夫婦の形はさまざまですが、コミュニケーションを取ることが絆を保つためのポイントとなっているのは確かなようです。

【参考文献】

・『とっさのしぐさで本音を見抜く』トルステン・ハーフェナー(著)、柴田さとみ(訳)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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