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見た目も音色もとっても涼しげ♪ 仙台の奥座敷・秋保温泉で風鈴作り体験

  • 2016.7.12
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仙台市中心部から車で30分ほどの秋保温泉にある「ガラス工房 元(ガラスこうぼうげん)」。初心者OKの吹きガラス体験ができる工房で、見た目にも涼やかな風鈴作りに挑戦してみませんか。

秋保温泉の入口に建つガラス工房

仙台の奥座敷として名高い秋保温泉、その入口にかかる覗き橋のすぐそばに「ガラス工房 元」はあります。

白い外壁がまぶしいこちらの工房は、ガラス工芸作家・佐藤元洋さんのギャラリー兼ショップ。特に吹きガラスで作った色鮮やかな万華鏡は、全国から注文の入る人気の作品です。

こちらの工房では、吹きガラス体験(3000円)も受け付けており、コップやぐい飲み、小鉢、そして風鈴の制作に挑戦することができます。

今回は、夏の窓辺に吊るしたい、風鈴作りを体験しました。

オリジナル風鈴作りをスタート

まずは、風鈴の色を選びます。27色のサンプルのガラス玉から2~3色を選びます。

ガラスの風鈴というと涼やかな透明感のあるカラーのものが多いけれど、今回は夏の夕空に浮かぶ雲をイメージしてパステル調の不透明なブルー、グリーン、パープルの3色をセレクト。見たことの無い、自分だけの風鈴作りに挑戦です。

ガラスをまあるく膨らませます

色を選んだらギャラリー併設の工房へ。1000度以上の高温の炉が2つ並ぶ工房は、少し汗ばむほどの暑さです。

まず、佐藤さんが、溶解炉から溶けたガラスを1mほどの吹き棒の先に巻きつけて取り出します。溶けて真っ赤になっていますが、もとは透明なガラス。作業台で素早く転がし色の付いた粒状のガラスを馴染ませます。

再び、炉で熱したら、いよいよ息の吹き込みです。

「最初は、強めに吹いてください」という佐藤さんの指示に合わせ一度目は思い切り息を吹き込みます。ガラスの熱気を頬に感じながら、息をぷうっと吹き入れると、真っ赤なガラスが風船のように丸くぷくりと膨らみます。これをまた、炉で熱し、少しずつ息を吹き入れるという作業を二度、三度と繰り返します。

マンツーマンのサポートで安心な体験

丸く膨らませたガラスに巨大なピンセットでくびれを入れ雪だるま状にしたら、そこから切り離し、最後に口を広げていきます。

作業台のふちにガラスのついた棒をのせ、左手でころころと回しながら、巨大な鉄箸をくびれから切り離した穴に斜めに押し当て、口を広げていきます。

1200度もの高温に熱せられたガラスは、炉から出して30秒もすれば500度を切り割れてしまうのだそう。刻一刻と状態の変わるガラス。1秒を争う難しい作業や、危険を伴う作業は佐藤さんがサポートしてくれるので、小学生以上なら年齢を問わず、誰でも安心して体験に参加することができます。

マイ風鈴を窓辺に吊るして涼を味わって

きれいに口が広がったら、徐々にガラスの温度を下げる徐冷炉に1日入れて、冷まします。

ここまでの作業はおよそ30分。素早さが必要なガラスを扱う作業は、集中力がいるもの。いつのまにか工房内の暑さも忘れるほど夢中になってしまいます。

体験は、前日までの予約制です。完成した作品は後日宅配便で送ってもらうことができます(送料別)。温度が完全に下がると、また少し色合いを変えるガラス。どんな風鈴に出来上がったのか、箱を開けるのがドキドキしてしますね。

仙台・秋保温泉を訪れた際には、ぜひ風鈴作りに挑戦してみてください。夏の素敵な思い出ができますよ。

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