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やる気が起きない自分を、責めてしまうあなたへ 【心屋仁之助 塾】

  • 2016.7.12
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「やる気がおこらない自分が嫌」という、かずりんさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。

© kleberpicui - Fotolia.com

■かずりんさんの悩み

仕事を頑張ってしていましたが、不正出血もありやめました。それまで、家計のためにと義務感で仕事に一生懸命でした。 仕事に行けなくなり休んでいましたが、そのまま職場に1度も顔を出さずにやめてしまいました。

挨拶もなく、そのままやめた私はどうなの? と責める毎日です。でも、職場にはもう行けません。職場の人から責められるのが怖いからです。

家では何もやる気がおこらず、毎日ずっとゴロゴロしています。家事育児もままならず…。

いままで、仕事をしていた自分に価値をおいていました。心屋さんのブログや本もたくさん読んで、心の勉強もしてきました。 今では、何もかもやる気が起こらず、体調悪いことを言い訳に子どもの行事などにも行っていません。

夫や子どもは何も言わず、見守ってくれているようです。

もう、自分のことが嫌です。

■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより

かずりんさん、ご相談、ありがとうございます。そして、心屋の考え方を勉強していただき、ありがとうございます。

かずりんさんは、「責められる人」のようですね。そして、責める人がいないと自分で責める(笑)。

常に、責められることに怯えながら、実は、誰も責めてこないので、結局のところ、自分で責めている。そのコントに早く気づきましょうね。

かずりんさんは、責められるべきどんな罪を犯したと思っているのでしょうか? 人から責められる人、自分を責めるクセのある人は、勝手に罪を背負っていることが多いです。

そして、多くの場合、その罪は「誰かを幸せにできなかった/喜ばせられなかった」とか「誰かを悲しませた/苦労させた」などのようです。そして、その誰かとは、親、特に母親であることが多いのですが、かずりんさんは、いかがですか?

罪を償うかのように「仕事をして家族の役に立つ」ことを、無意識に頑張ってきたのかもしれません。

もう十分罪は償ったのではないでしょうか。そろそろ釈放されてもいいのではないですか? 不正出血になるまで、一生懸命がんばったのです。もう、いいことにしましょうよ。

自分で有罪にしたわけですから、残念ながら、自分で無罪にしてあげるしかありません。もう自分を許してあげてください。だって、本当は、初めから罪はないのですから。

「なんだー、初めから罪はなかったんだー!?」と叫んで、驚いてみましょう。あなたが罪を犯したと思っている人は、あなたからはそう見えなかったかもしれませんが、ずっとずっと幸せです。そう、あれでも幸せなのです(笑)

そして、ない罪を償ってきた、これまでの自分のがんばりをねぎらってあげましょう。「よく、頑張ってきたね」って、自分の頭を撫でてあげてくださいね。「もう家族の役に立たなくてもいい」と呟きましょう。

そして、いま見守ってくれている旦那さんやお子さん…、なんて、ありがたい!「みんな、やっさしーーーい♪ ありがとーー」とその愛を素直に受け取りましょうね。その優しさまでも、自分を責める材料にしないでください。

かずりんさんの場合、極端に言えば、自分を責めてしまうときは、誰かに感謝していいときと思ってもいいくらいです。自分を責めるかわりに、周りへの「ありがとう」を探してみて。自分を責めるエネルギーを、周りへの感謝へとベクトルを変えていきましょうね。

その優しさに甘えて、「しなくてはいけない」と思って何かをすることをやめましょう。義務感からは何もしなくていいのです。そう、体調がよくてもです。そのうち、何かしてあげたくなったら、してあげればいい。それまで、ゆっくり休みましょう。

罪悪感を持ったり、休む自分を責めているうちは、休んでいるとはいいませんよ! 「あーーーー、何にもしなくていいなんて、幸せーーーー♪」と幸せを感じましょう。もう、幸せになってもいいのです。やりたいこと、やりましょう!

ちなみに、会社の人もきっと許してくれていますよ。というか、「大丈夫かな」って、心配していることでしょう (ここでも、例えば、心配させてしまった自分を責めるのではなくて、心配してくれた方への感謝でいいのですよ!)。

かずりんさんが、ゆったりした毎日を過ごせるよう、応援しています。

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(高橋かのん)

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