1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 家を「買う・借りる」、どっちがおトクなの?

家を「買う・借りる」、どっちがおトクなの?

  • 2016.7.11
  • 11103 views

おはようございます!水野です。

今日のテーマは家! around27歳 のMORE読者のまわりでも「結婚してマンションを買った」なんていうお友達がチラホラいるのではないでしょうか? 住宅は人生の3大支出のひとつと言われているとても大きな買い物です。買うにしても賃貸に住むにしても、それぞれメリット・デメリットがありますので、自分にとってはどちらが良いのか?を基準に考えてみることが大切です。

家賃を払い続けると家を購入できるくらいの総支出になる?

賃貸にお住まいの方は毎月の家賃が結構大きな支出になりますよね。10年、20年と住み続けていると「アレ? もしかして買った方が良かったかな?」というような総額になっていることに気づくかもしれません。実際のところ、買うのも借りるのも、トータルで支払う家賃の額は同じくらいになるという試算が 多いですが、購入する場合は家賃以外の経費(固定資産税や修繕費等)がかかってきますので、単純に毎月の家賃とローン返済額だけの比較をするのではなく、色々な側面から双方のメリット・デメリットをよく比較してみましょう!

では、まず賃貸と分譲マンションにかかる費用を比較してみましょう。

たとえば、都内の家賃10万円の賃貸マンション(26平米、1K)に、27歳から日本人女性の平均寿命(2014年)の86.8歳まで、約60年住むとすると、【10万円×12ヶ月×60年=7200万円】になります。

(*ただし同じマンションに住み続ける場合には更新料が、引っ越しをする場合には敷金・礼金等と引っ越し代が発生します)

そして上と同規模の新築マンションを購入する場合、物件価格が3500万円くらいのものがあります。これを、(頭金240万円、住宅ローン35年返済、全期間固定金利1.5%で借入3260万)として購入すると、月々の返済額は賃貸と同じ10万円くらいになります。

それに加え、家購入にかかる諸経費(物件価格の3%程度で約100万円ほど)や、管理費・修繕積立(月約2.5万円×60年間で1800万円)、固定資産税などの税金(年間約6.5万円×60年で390万)、リフォーム代(1回あたり約100万円。3回として300万円)などが上乗せされます。そこから、住宅ローン控除が290万円分引かれます。

以上より賃貸と同じように購入物件で約60年暮らすとすると、6800万円程度になるので大きな差はありません。(*もちろんあくまでも一例です)。

買うと借りる、それぞれのメリットとデメリットは?

では、具体的にメリット・デメリットの例を見ていきましょう!

●家を購入する場合

【メリット】

・「団体信用生命保険」に加入するので、ローンの借主に万が一のことがあった時にも家族に家を残すことができる。

・ローンの完済後は家賃の支出がなくなる。

・自分の資産となる。

など

【デメリット】

・収入減や、ご近所付き合いがうまくいかなかった場合などに簡単に引っ越せない。

・修繕などのメンテナンスに維持費がかかる。

・ゆくゆく売却することになった場合に不動産価格が下がっている可能性もある。

など。

●賃貸の場合

【メリット】

・初期費用があまりかからない。

・収入増減、転勤などのライフスタイルが引っ越ししやすい。

・住宅ローンという大きな負債を抱えなくて済む。

など。

【デメリット】

・年金生活となる老後でも家賃を払い続ける必要がある。

・トータルで購入する場合と同等の家賃を支払ったとしても資産として残らない。

・内装を自由に変えることができない。

など。

いかがでしょうか。

ちなみに私は、現在賃貸マンションに住んでいますが、形態が「分譲タイプ」の部屋です。比較例でもお伝えしましたが、単純に賃貸で家賃10万の部屋と、分譲マンションで月々のローン返済額が10万だとして比較すると、分譲タイプの方が「広い間取り」「作りがしっかりしている」などのメリットも多いので、住み心地重視の私が次に住み替えるとしたら、ズバリ「マンション購入」を検討する予定です!

ただ、冒頭でもお伝えしたとおり、どちらにもそれぞれの特徴がありますので、どちらを選択するかは、みなさん個人が何を大切にするか? という価値観によります。人生で一番高い買い物とも言われている「家」のこと。結婚している場合は、夫婦それぞれの考え方も異なりますので、よく話し合ってみてくださいね!

の記事をもっとみる