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町全体をホテルに見立てた、宿泊の新しいカタチ。築50年のアパートをリノベした谷中「hanare」が話題

  • 2016.7.7
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東京の下町・谷中にあるホテル「hanare(ハナレ)」のコンセプトは“the whole town can be your hotel(あなた次第で、まち全体がホテルに)”。地元客が集うカフェで食事を楽しみ、住民が親しむ銭湯で入浴する。情緒豊かな谷中の風景にとけこんだ、特別な旅のひと時を過ごしませんか?

チェックインは、黒い外壁がシックな「HAGISO」で

JR日暮里駅西口と東京メトロ千駄木駅の中間地点にある、文化複合施設「HAGISO」。この建物2階に、ホテル「hanare」のレセプションがあります。どちらの駅からも徒歩5分ほど。

「hanare」は谷中や周辺にある雑貨店やカフェ、銭湯となどと連携した地域一帯型のホテルです。「谷中の魅力を多くの人に知ってほしい」という、十数年前から谷中に住むオーナーの思いのもと、2015年11月に開業しました。

宿泊は、紺色の外壁が洗練された印象の「hanare」へ

「HAGISO」でチェックインをすませたら、今夜の宿泊場所「hanare」へ移動しましょう。

“雲”“木葉”など、各部屋の磨りガラス模様から名付けられた和室が、あわせて5室あります。どの部屋にも陽光がたっぷり入る大きな窓があり、高い天井とあいまって、開放的な空間となっています。

畳の香りに包まれながら、ほっとひと息。移動のつかれもすっかり忘れてしまいそうです。

部屋の片隅にそっと置かれた、お重のような木箱はアメニティボックス。なかにはシャンプーや歯ブラシをはじめ、手ぬぐいや日記帳まで入っています。「hanare」オリジナルの模様入りの手ぬぐいや一部の品は、レセプション手前のショップで購入もできますよ。

お風呂は、ちょっと歩いて町の銭湯へ

荷物を置いたら「HAGISO」を起点に、町へ出かけましょう。

根津駅方面へ歩いて約10分の「tokyobike」ではレンタサイクルを利用でき、谷中界隈の散策には最適です。また、徒歩2分ほどで着く「com so koya」で尺八の製作・演奏体験にチャレンジすれば、貴重な旅の思い出となりそうですね。

「hanare」にもシャワーがありますが、一日のしめくくりは、町の銭湯でお湯にじっくり浸かってはいかが? 宿泊者は銭湯チケットをもらえるので、オリジナルマップを片手に気になる銭湯へ足を運んでみて。心身ともに温まれば、ぐっすりと気持ちよく眠れますよ。

朝食は、洗練された空間のカフェで

ゆっくり休んだ翌朝。最初の楽しみといえば、朝ごはん。「HAGISO」1階にある「HAGI CAFE」で、地元の人々にまざって朝食をいただきます。季節ごとに変わる各都道府県のメニューは、一日の始まりにうれしい、優しい味つけです。

地域一帯となった画期的な「hanare」。今までにないスタイルで、東京滞在を楽しんでみませんか?

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