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イタリアのママは手を抜かない! 妊娠中にできるハンドケアのコツ

  • 2016.7.6
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イタリアの産婦人科で見るママのみなさんは、8割がたハンドケアに余念がありません。マニキュアやジェルネイルは当たり前、診察の待ち時間にハンドクリームで手のケア、という光景をよく見ます。

© julenochek - Fotolia.com

その話を義母にしたところ「ボディのお手入れは私もやったけど、手先はどうしても後回しになりがちだった。特に、ここは年齢が出るからね。あんたも油断しないほうがいいわよ」と言われ、普段ほったらかしのズボラな自分を反省したものです。

きれいでいることに手を抜かないイタリアママが実践している「ハンドケアのコツ」についてご紹介しましょう。

■オイル+クリーム+ラップで手先をパック

5年前に知人女性が妊娠したとき、彼女は手足の肌荒れに悩まされていました。

「元々吹き出物がよく顔に出ていた。でも妊娠がわかってからは体質が変わったのか、吹き出物が治まるかわりに手足がいつもガサガサだった」と当時を振り返っていましたが、特に忘れられないのは「財布の中で小銭を探しただけで人差し指の先がぱっくり割れた」ことだったそうです。

ハンドクリームを塗るだけではどうにもならなかった彼女が考えたのは、オイルとクリームのダブル使いでした。寝る30分ほど前に保湿オイルをつけなじませた後、ハンドクリームを厚めに塗った上でラップするのが彼女のコツです。

ラップだけでははがれてしまうため、さらに夫の毛糸のミトンをはめて寝るのを習慣にしたところ、少しづつ指先の皮膚を快復させるのに成功。臨月に入るころは、肌荒れが始まる前よりもきれいな肌になったといいます。今は夏に向けて、同じ方法でかかとのお手入れ中だとか。

■綿棒で爪の間をお手入れ

ある知人女性は、妊娠中「爪が乾燥して二枚爪になることが多かった」と爪のトラブル対策が必須でした。「お気に入りのマニキュアをしてもイマイチ映えないし、すぐはがれてダメになる。ジェルネイルも試したけどしっくりこなくて困った」と、ネイルケアには頭を悩ませていました。

そんなある日、料理中に爪の間に楊枝を軽く刺してしまった彼女は、傷口をすぐに消毒してキズ薬を綿棒で塗りました。1週間ほど経ったとき傷口だけでなく、爪もきれいになったのに驚いたといいます。それからは、朝起きたときと夜寝る前に、キューティクルオイルをつけた綿棒で爪の間をマッサージするのが彼女の習慣になりました。

「普通の綿棒だとすみずみまでオイルが行き渡らないから、赤ちゃん用の細い綿棒を使う」のが彼女のコツ。2ヶ月ほどで爪が元に戻ってからもこの習慣を続け、トラブル知らずの指先を保っています。

指先、手先はいつも使う分、お手入れはどうしても後回しになりがち。しかし、生まれてくる赤ちゃんと一番よく接する部分でもあるだけに、妊娠中から気をつけておきたいものです。赤ちゃんから「ママの手は気持ちいい」と思ってもらえるよう、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

(金丸 標)

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