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「一人でそんなに幅を取るの、迷惑なんですけど!」正義感あふれる友人の正論。横で聞いてる私は冷や汗が止まらなかった

  • 2026.4.3

車内を凍りつかせた突然の宣戦布告

正論を主張することは、決して間違った行いではありません。

しかし、その刃の向け方次第では、周囲を巻き込む大きなトラブルへと発展することもあります。

私には、まさにそんな「過剰な正義感」を持つ友人がいます。彼女と一緒に出かけると、常にトラブルの予感に胃を痛めることになってしまうのです。

先日も、二人で電車を利用した時のこと。車内はそこそこ混雑していましたが、私たちの目の前には、一人で明らかに二人分近い座席スペースを占領している乗客がいました。

「ねえ、あの人が少し寄ってくれたら私たちも座れそうなのにね……」

私が耳打ちするようにそうこぼすと、友人は迷うことなくその乗客の前に立ち、氷のように冷ややかな声で言い放ちました。

「すいません。一人でそんなに幅を取るの、迷惑なんですけど」

私は心臓が止まるかと思いました。

「もう少し詰めていただけませんか?」と穏やかに頼めば済む話なのに、彼女のアプローチは最初から完全な攻撃モード。

当然、注意された相手も不機嫌に顔を歪め、こちらを鋭く睨み返してきます。

「なんだと?その喧嘩を売るような態度は何だ!」

「本当のことを指摘しただけですが、何かおかしいですか?」

ヒートアップする二人の声に、周囲の乗客たちの視線が一斉に突き刺さります。車内に流れる緊迫した空気。

私は隣で身を縮めながら、「お願いだから穏便に済ませて……」と心の中で祈り続けるしかありませんでした。

相手がもし手を出してくるような人だったらどうするのか。私まで巻き込まれるのは勘弁してほしいし、周囲にどれだけ迷惑をかけているのか気付いてほしい。ただただ、針のむしろに座らされているような数分間でした。

平行線をたどる価値観

なんとか事なきを得て電車を降りた直後、私はこらえきれずに口を開きました。

 

「ねえ、言いたいことは分かるんだけど、あんなトゲのある言い方しなくても……。危ないよ?」

私なりに言葉を選んで伝えたつもりでした。しかし、彼女の口から飛び出したのは、微塵も悪びれない言葉だったのです。

「どうして?マナー違反をしているのはあっちなんだから、私の発言は正当でしょ!」

「そうだけど、角が立たないように柔らかく切り出すこともできたじゃない?」

「非常識な相手に、どうしてこっちが下手に出なきゃいけないの?」

見事なまでの堂々巡りでした。

どんなに言葉を尽くしても、私の恐怖心や戸惑いが彼女に響くことはありません。自分の正論が周囲をどれだけ凍りつかせ、ヒヤヒヤさせているのか、彼女は一向に理解していない様子でした。

「ああ、この考え方はきっとずっと変わらないんだな……」

そう悟った瞬間、全身からどっと疲労感が押し寄せてきました。

曲がったことを許せないその正義感は、彼女の美徳なのかもしれません。けれど、公共の場であの戦闘態勢を崩さないのであれば、一緒に外出するのはもう限界です。

最近の私は、どうやって彼女と自然に距離を置こうか、そんなことばかり考えてしまっています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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