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50代男性客「この前行った店ではさ」夜の店上級者なのに…“必殺トーク”が、若いキャストの地雷を踏んだワケ

  • 2026.3.31

人を褒めるとき、「誰々よりすごい」「前に会った人より上手い」といった“比較”の言葉を使ってしまうことはありませんか。
言っている本人に悪気はなくても、言われた側は少し複雑な気持ちになることがあります。

実は、夜の店でも、こうした比較の言葉がふとした気まずさを生む場面をよく見かけます。

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高級飲み屋街で飲み慣れている初来店の50代男性客…

ある日、初めて来店した50代の男性のお客様がいらっしゃいました。
雰囲気も柔らかく、お酒の飲み方も落ち着いている。お話を聞いてみると「全国の高級飲み屋街を飲み歩いてきた」「いろんなお店を知っている」と自称するほど飲み慣れた方でした。
その席についたのは、まだ水商売の経験が浅い若いキャスト。最初の会話はスムーズで、店内の空気も和やかでした。

会話が弾んでいると思いきや…突然始まった“比較トーク”

お酒が進み、会話が弾んできたころ。
男性がふと、こんな話を始めました。
「この前行った店ではさ…」
その男性が話し始めたのは、他のお店のエピソードだったのです。

もちろん夜のお店での雑談ではよくあることなので、キャストも笑顔で相づちを打っていました。

ところが話が進むにつれて、少しずつ空気が変わっていきます。

「その子はこうしてくれたんだよね」
「この店はこうなんやね」

言葉の端々に、他店や他のキャストとの比較が混ざり始めたのです。
男性としては経験談のつもりだったのでしょう。ただ、まだ経験の浅いキャストにとっては、どう返せばいいのか少し悩む話題でもあります。

男性の「いろんなお店を知っている」ことが裏目に…

もちろん、男性客は嫌味を言うつもりはなかったと思います。むしろ、いろんな店を知っている自分の経験を共有したかっただけかもしれません。
たとえ褒められても、「他の誰か」と並べて評価される形になると、気持ちよく喜ぶことができなくなってしまいます。

褒めるときに“比較”はいらない

これは夜のお店に限った話ではありません。
人を褒めるとき、「誰々よりいい」「前に会った人より上手い」といった比較を使うと、相手は喜びきれないことがあります。

本当に関係が深まる褒め方は、とてもシンプルです。
「あなたのここが素敵だと思う」と、その人自身を見て伝えること。
比較ではなく、その人個人の魅力を言葉にする。
それだけで、相手との距離はぐっと縮まります。

比較ではなく“その人”を見る

夜の店でも日常の会話でも、人は「自分自身」を見てもらえたときに心が開きます。
経験談を語るのはいいのですが、誰かと並べて評価されるとちょっと返しづらいものです。

人を褒めるときに、比べる必要なんてありません。その人の良さをそのまま言葉にする。
それが一番スマートだと思った一晩でした。

 



文:MOMO/ライター
現在まで15年間ホステスとして働く関西在住のアラフォー女性。年間およそ1,000人以上のお客様を接客し、リアルな言動に触れている。柔和な雰囲気から年齢・性別問わず多くのお客様から恋愛相談を受け、アドバイスを送っている。ホステスの傍ら、ダンスの講師としても活躍中。
※記事内の写真はイメージです。