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夏の海を舞台にした、忘れられない傑作映画。(Maki Saijo)

  • 2016.6.30
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人生の半分以上を海の近くで過ごしたのもあり、時々恋しくなって週末に海辺に行ったり、映画を観て紛らわせています。今回ご紹介するのは、私の中で殿堂入りの3本。壮大な自然を舞台にした映画で、是非気分転換してみてください。

『ブルークラッシュ』(02)一度は憧れるサーフガールの日常。

夏に近づくと自然と観たくなるのが『ブルークラッシュ』。ハワイ・オアフ島を舞台に、サーフィン大会で優勝を目指すサーフガールを主人公にした、言わずと知れた名作のサーフィン映画です。映像には空と海のブルーが溢れ、スクリーンから水飛沫が飛んできそうな臨場感は、夏といえば海!という人にはたまりません。

そして、この映画をきっかけに大ブレイクした主演のケイト・ボスワースの今より自然体で飾らない美しさは眼福もの。引き締まった身体も、登場するサーフガールたちの魅力ポイントとして語らずにはいられません。生まれ変わったらサーフガールになっていますように......。鑑賞した後そう唱えながら寝落ちする作品です。

『フリー・ウィリー』(93) 濁り一つない、少年とシャチの純粋な絆。

最初に観たのは小学校に上がる前でした。ストーリーの主役となるのは、母親に捨てられた少年と母親から引き離されたシャチ。似たような境遇を持つ1人と1匹が交流を深めていく話、と聞くとベタな感動話に聞こえがちですが、共に成長していく姿を美しい自然描写の中に描いた心温まる作品です。もちろん当時はそこまで深いことは考えず、ただずっと画面に釘付けになっていたのを覚えています。

実は、この映画がきっかけで私の姉はイルカのトレーナーになりました。シャチと同類のイルカの存在を知り、さらにトレーナーという職業に魅せられたそうです。あれから数十年後、日々担当イルカに教えて、教えられ、共に成長している姿を見ていると、現実的にどうかは抜きとして、夢と感動を与えてくれる作品だと思います。お子さんがいる人は是非一緒に観ることをおすすめします。

『マーヴェリックス』(12)羨ましいほど真っすぐなサーファーの生き様。

舞台は、カリフォルニア・サンタクルーズ。10メートル(ビル4階分)を超える世界最大級の波「マーヴェリックス」が現れるポイントが存在します。この映画は、その巨大波に挑んだ天才サーファー、ジェイ・モリアリティと彼の人生の師、フロスティの挑戦と絆を描いた実話です。ジェイが徐々にサーフィンに魅了され、ひたすら情熱を注ぐ姿勢には強く心打たれます。

若くして命を落としても、自分で本当にやりたいことができた彼は、幸せだったのではないでしょうか。「LIVE LIKE JAY」が合言葉かのように、ジェイのように経験を楽しむことや無私の精神を持って生きたいと、今でもサンタクルーズの街の人々は大切にしているそうです。サーフィンを題材にした映画ですが、サーフィンを経験したことない人にとっても、違う部分で共感できると思います。

参照元:VOGUE JAPAN

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