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梅雨時期はとくに気をつけて! 家のなかの「カビ」をチェックしよう

  • 2016.6.30
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梅雨時は、家のなかに湿気がこもりがち。気がつけば、思わぬ場所にカビが大量発生…なんて大惨事になる前に、カビが発生しやすい場所をチェックして、対策しておきましょう。

© YURY MARYUNIN - Fotolia.com

今回は、とくに見落としがちなスポットと、カビ防止のための対策を紹介します。

■収納スペースの奥をチェック!

押し入れやクローゼット、食品庫など、物を収納しておくためのスペースは湿気がこもりやすいもの。市販の湿気取りグッズを置いていても、閉めきったままでは湿気がこもってしまいます。できる限り扉を開けておく、収納スペースのなかへ向けて扇風機を使用するなど、こまめに風を通すようにしましょう。

また、物を詰めこみすぎないことも大切です。すのこを敷く、壁と物の間に隙間をつくるなど、風の通り道を確保しておくと、カビの予防につながります。

ウォークインクローゼットなどの大きな収納スペースは、比較的隙間を確保しやすいですが、それでも油断は禁物。じつは、私が自宅のカビチェックをした際、ウォークインクローゼットの壁に小指の爪ほどの大きさの、黒いカビが見つかりました…。

それほど物を詰めこんでいるわけではなく、十分隙間は確保していたつもりでしたが、換気が不十分だったのかもしれません。

まずは、現時点でカビが発生していないかどうか、一度物をすべて出してチェックしておくことをおすすめします。

■ベッドの下は大丈夫?

人は寝ている間に大量の汗をかきます。そのため、ベッドもカビが発生しやすい場所なのです。マットレスだけではなく、ベッドの骨組みに使われている木材や、ベッドの下のフローリングなどもチェックしておきましょう。

また、ベッドの下を収納として使用していると、さらに湿気がこもりやすくなります。できればベッド下は風通しを良くするためにスペースをあけておきたいところですが、それが難しいようなら、こまめに物を出して、風を通すようにしましょう。

■チェックが難しい家具の裏も

大きな家具は壁にくっつけて配置することが多いですが、この壁と家具の間もカビが発生しやすい場所。とくに共用廊下側の壁(廊下に接している壁)は湿気がこもりやすいので、できればこちら側には、大きな家具を配置しないようにしたいところです。

しかし、大きな家具は簡単には動かせません。家具の配置換えや、こまめなチェックが難しければ、壁と家具の間に隙間をつくる、ときどき扇風機などで風を通すといった工夫をして、日ごろからカビ発生防止に努めましょう。

■シンクからの水蒸気に注意!

最近はキッチンとダイニング(またはリビング)が仕切られていないタイプの家が増えています。そのため、シンクで食器を洗ったときなどに発生する水蒸気がダイニングやリビングに充満し、それがカビの原因となることも。

気温が高い夏場は、シンクで水を使うだけでもかなりの水蒸気が発生します。煮炊きのときだけではなく、洗い物をするとき、野菜を洗うときなどにも、換気扇を使用するようにしましょう。

自宅でカビを見つけたときのショックは大きいですが、気づかずにどんどん増殖させてしまうよりはずっと良いです。大切な我が家をカビから守るために、思いきって家のなかをチェックしてみてはいかがでしょうか?

(森川ほしの)

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