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高タンパク質な食生活を2週間試してみた。肌と体に起きた変化とは

  • 2026.2.27

ここ数年で、タンパク質のイメージは大きく変わった。かつては、卵白やミキサーにかけたチキンをストイックに摂る筋トレ男子のイメージが強かった。しかし今では栄養士からアルファ世代のTikToker、さらには幼児にプロテインシェイクを作る母親にまで支持される存在となった。アメリカでは、かつて炭水化物が中心だった食事の常識が逆転し、タンパク質が最重要視されるほど、その人気は加速している。

いったいタンパク質の何がそんなにすごいのだろう。2026年のいま、「ファイバーマキシング(fibermaxxing)」や「耳つぼジュエリー(ear seeds)」といった新たなトレンドが注目を集めるなかでも、なぜ話題の中心にいるのか。その理由は、試せばすぐにわかる。

専門家によれば、タンパク質は組織の修復や筋肉の再生、肌の健康、健やかなエイジング、ホルモンバランスの維持、さらには満腹感の持続に不可欠だという。生化学者であり“血糖値管理の女神”として知られるジェシー・インチャウスペは、UK版『VOGUE』にこう語っている。「私たちの多くは、十分なタンパク質が摂れていません。体重1ポンド(454g)あたり約1gのタンパク質が必要です」

たしかに説得力はある。とはいえ人に勧める前に、まずは自分で試してみたい。そこで新年のスタートとともに、2週間の高タンパク質な食生活に挑戦することにした。タンパク質量を厳密に計算したわけではないが、栄養士のエミリー・イングリッシュが摂取している1日100gよりも少し少なめの、1日75〜90gを目安に設定した。

1日目〜5日目

最初の1週間は、思いのほか楽だった。朝はバターを塗った全粒粉トーストに卵2個とチーズを少々。そんな朝食にも抵抗はなく、夜にはさまざまなスタイルでチキンを食べるのが楽しみだった(コチュジャン風味のチキンとライス、レモン&ハーブチキンとバタービーンズのマッシュ、ジャークチキンとグリーンビーンズ+ライスなど)。だが5日目にはチキンに飽き、メイフェアにあるドーバー・ストリート・カウンターへ足を運んだ。最近食べたなかでも指折りのビーフバーガー(タンパク質約20g)を堪能し、デザートには巨大なシュークリームを平らげた(高タンパク質とは言いがたいが、乳製品は含まれている!)。

5日目〜10日目

このあたりで、2つのことに気づいた。ひとつは、もうチキンも卵も食べたくないということ。とくに卵は、急に受けつけなくなった。もうひとつは、まるで岩のように体が重く感じるようになったこと。それに食事にも飽き始めていた。どうやら私の高タンパク質な食事は、あまりにも単調だったらしい。

そこで、サーモンやエビ、ひよこ豆、フェタチーズ、レンズ豆など、別のタンパク質源にも目を向けてみた。付け合わせはたっぷりのギリシャヨーグルト。貝をふんだんに使ったマレーシア風カレーを作ることもあった。意外かもしれないが、貝類も立派なタンパク質源だ。なにも無骨な“ジム飯”にする必要はない。色とりどりで、食物繊維もしっかりとれる食事にだってできる。

10日目〜14日目

料理のバリエーションが増えると、高タンパク質の食生活は楽になっただけでなく、ぐっと楽しくもなった。同時にいくつかの変化も感じ始めた。食事の合間にまったくお腹が空かなくなり、仕事終わりでもエネルギーが残るようになった。夜はぐっすり眠れたし、吹き出物も出てこなかった。また日中の食事量は減ったのに、腹持ちはむしろよくなっていた。そのおかげで、夜11時に突然お腹が空いて冷蔵庫をあさることもなくなった。昼食後の眠気を紛らわすために甘いグミに手を伸ばすこともなかった。そもそも、その眠気自体が訪れなくなっていたのだ。

ひとつ言うなら、この期間は軽く早足で歩く程度で、ほとんど運動をしていなかった。それは理想的とは言えないだろう。筋肉をつくる食材をこれだけ食べながら、実際には筋肉を鍛えていないのだから、どこかちぐはぐに感じた。また、単純にパスタにオリーブオイルを絡めただけの一皿や、小さなサラダで済ませたい日もあったし、肉やチーズ、豆料理ばかりに向き合いたくない日もあった。

それでも今回の体験を経て、これからも高タンパク質を意識した食生活を心がけていこうと思う。とはいえ、ここ2週間ほど厳格なものではなく、もう少し柔軟に。そして、もう少し体も動かそうと思う。何事も、少しずつ。

Text: Daisy Jones Adaptation: Kie Uchino

From VOGUE.UK

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