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「1時間1000円で、おっさんを借りました」ストーカー対策に意外な一手?コミケの売り子を「おっさんレンタル」に依頼した実録漫画が話題【作者に聞く】

  • 2026.2.27

世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」。熱気あふれるこの祭典の裏で、深刻な悩みを抱えていた一人の作家がいた。いづみみなみ(@idumi_minami)さんは、数年にわたる粘着質なストーカー被害に苦しみ、自身のブースに現れる恐怖と戦っていた。

そんな彼女が「用心棒」兼「売り子」として白羽の矢を立てたのは、なんと「おっさんレンタル」。このユニークな実体験を描いたエッセイ漫画『夏コミにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話』は、SNSで6.7万いいねを記録し、「そんな活用法があったのか!」と大きな衝撃を与えている。

ストーカー避けには「若い男」より「おっさん」? 切実な理由からの選択

おっさんレンタルで売り子をお願いした話02 画像提供:いづみみなみ(@idumi_minami)
おっさんレンタルで売り子をお願いした話02 画像提供:いづみみなみ(@idumi_minami)
おっさんレンタルで売り子をお願いした話03 画像提供:いづみみなみ(@idumi_minami)
おっさんレンタルで売り子をお願いした話03 画像提供:いづみみなみ(@idumi_minami)

いづみさんが「おっさんレンタル」に辿り着いたのは、単なる人手不足からではない。ストーカーは、売り子に若い男性がいても遠巻きに睨みつけるだけで、被害が止むことはなかった。「より効果的な対処法はないか」と模索していた時、友人から教えられたのがこのサービスだった。

ホームページに並ぶのは、経営者やカウンセラーなど、社会経験豊富な“おっさん”たちのプロフィール。

「おっさんレンタルというワードを聞いた時は、現実離れしていて意味がわかりませんでした(笑)。でも、検索して実在を知った時は驚いて声が出ました」

いづみさんはオペレーターを通じて、コミケという特殊な環境にも対応できそうな、頼りがいのある「おっさん」をセレクトしてもらうことにした。

「割り切れる距離感」が心地いい。力仕事から話し相手までこなすプロの仕事

当日現れた「おっさんの井上さん(仮名)」は、見るからに優しそうでいて、現場では八面六臂の活躍を見せた。搬入の力仕事を率先してこなし、接客の合間には気さくな雑談で場を和ませてくれる。

「『レンタル』という制度だからこその、絶妙な距離感がとても良かったです。同人誌の売り子は金銭管理や重い荷物の扱いなど大変な作業が多いですが、時間制で割り切ってお願いできる。何より、事情を理解した上で会社を通して依頼しているという安心感がありました」

結果として、何度もリピートするほど満足のいく結果となった。ドラマ『ゆとりですがなにか』で知名度が上がったこのサービスだが、今や「悩み相談」だけでなく、イベントの助っ人という実用的なニーズにも応える存在となっている。

1時間1000円の安心料。同人作家たちの新たな選択肢へ

「1時間1000円という価格は意外と安い」「男手が欲しい時に助かる」と、SNSでは同人作家たちから実用性を支持する声が相次いでいる。

商業誌でラブコメや異世界ものなど幅広いストーリー漫画を手掛けるいづみさん。彼女がエッセイで綴ったこの「おっさん活用術」は、ストーカーに悩む作家だけでなく、ワンオペ参加に限界を感じている多くのクリエイターにとって、新たな救世主となるかもしれない。

取材協力:いづみみなみ(@idumi_minami)

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