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本当に間違いだったの? ゆとり教育で評価できたところランキング

  • 2016.6.24
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ドラマ『ゆとりですがなにか』で注目を集めている“ゆとり世代”。

「ゆとり世代は打たれ弱い」「ゆとり世代は頭が悪い」などと批判されがちな彼らですが、 馳浩文化相が“脱・ゆとり宣言”をしたことで、「自分たちを失敗作扱いするな!」という意見が多く出ています。

本当に“ゆとり教育”は間違った政策だったのでしょうか。何一つメリットがなかったのでしょうか。

そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「ゆとり教育で評価できたところ」について聞いてみました!

●ゆとり教育で評価できたところは?

・1位:デメリットしかなかった……45%(53人)

・2位:土曜日が休日になったところ……31%(37人)

・同率3位:個性を尊重できたところ……10%(12人)

・同率3位:価値観が多様化したところ……10%(12人)

・5位:運動能力が比較的高くなったところ……3%(3人)

・6位:協調性を養えたところ……1%(1人)

※有効回答者数:118人/集計期間:2016年6月16日〜2016年6月20日(パピマミ調べ)

●「デメリットしかなかった」が約半数

『ゆとり教育は完全な失敗だったと思う 。学力も低下し、コミュニケーション能力も低下し、打たれ弱い人間が育った。本当にゆとり世代の若者には同情する』(40代ママ)

『楽して育てるゆとり教育にいい面なんてあるはずない。社会に出ても甘さが目立つし、仕事よりもプライベートを優先する自己中心的な人間が多いように思う』(30代パパ)

なんと約半数の人が「ゆとり教育にはデメリットしかない」と感じていることが分かりました。

このような意見はとくに“ゆとり教育”を経験していない世代の人に多く見られますが、ゆとり教育で育った人自身が「メリットなんてなかった」と感じている例も少なくないようです。

ゆとり世代には“やる気”、“向上心”、“競争意識”が足りない傾向にあると言われていますが、社会に出るとそれらは全て必要な要素です。

上司から厳しい言葉をかけられて簡単に落ち込んだり、他者との激しい競争に気後れしたりする自分を情けなく思う人も多いようです。

そうした挫折のなかで、「ゆとり教育じゃなければ……」と自己嫌悪に陥るのかもしれません。

ゆとり教育にはデメリットしかなかった……そう感じる人の割合が一番多いという悲しい結果となりました。

●「土曜日が休日になった」ことを評価する人も

『ゆとり教育に唯一評価できるところがあるとすれば、土曜日が休みになったことかな』(30代ママ)

ゆとり教育が施行された2002年から、義務教育の小中学校では土曜日が完全に休みとなり、週休二日制となりましたね。

土曜日の拘束時間を解放することで余暇の多様な過ごし方を推進し、生活に“ゆとり”を持たせることが目的だったと言われています。

しかし、近年では“脱ゆとり”の風潮が強いため、学習の時間を確保するために“土曜日の登校”を容認する親が増えてきているんだとか 。

そのうち休みは日曜日だけ、という昔の習慣に逆戻りするかもしれませんね。

●“人間性の向上”を挙げる人は約3割

『ゆとり世代の若者は、皆なにかしらのユーモアをもっているから面白い。個性が強いという印象はうけるなぁ』(40代パパ)

『今の若者たちは、良くも悪くも固定概念に縛られない柔軟さを持っている 。これはゆとり教育ならではの特徴だと思う』(50代ママ)

個性の尊重や価値観の多様化など、人間性の向上に関するメリットがあったと感じる人は約3割という結果になりました。

たしかに、テレビで活躍しているゆとり世代のタレントってユニークで枠にとらわれていない自由な印象がありますね。

また、建前を使わずに素直な感情で話している印象もあります。こういったところは、ゆとり教育で育った若者ならではの特徴なのかもしれませんね。

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いかがでしたか?

「デメリットしかなかった」と答えた人は45%、「ゆとり教育に何かしらのメリットはあった」と考える人は55%となりました。

何かと批判を受けがちなゆとり世代ですが、優秀なスポーツ選手を数多く輩出しているという側面もあります。

ゆとり世代の人たちには、偏見を吹き飛ばすパワーをつけて、これからの日本を支えていってほしいですね。

【参考リンク】

・【アンケート結果(1位〜6位)】ゆとり教育で評価できたところは?

●文/パピマミ編集部

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