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「私たちのほうが、かわいそうでは…?」と思わずにはいられない母の言葉<母の認知症介護日記>

  • 2026.2.21

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんは、施設で暮らすようになってから、飲み物を買う最低限の現金しか持たない生活が続いています。ただ、お金を隠すという認知症特有の行動もあるため、その最低限の現金もお財布に入っていたりいなかったり……。さらに、現金が入っているときには、なぜか金額が増えていることもあります。これは、あーちゃんが頑張ってワフウフさん姉妹に見つからないようにお金を隠していることを意味しているのですが、甘い飲み物を買ったり、買ったことを隠したりしなければ、もっとお金を持たせてあげられるのに……と、ワフウフさんは複雑な思いです。

いつものように、あーちゃんとお散歩を楽しんでいた姉・なーにゃん。そこで、あーちゃんのポシェットに見慣れないキーホルダーがついているのを見つけました。どうしたのかと聞くと「なーにゃんに買ってもらったんじゃないかしら」と自信なさそうに言いますが、なーにゃんは買ってあげた記憶がありません。それを伝えると、あーちゃんは誰かからもらったと主張を変更。それが事実なのか作り話なのかがわからず、なーにゃんは誰かに迷惑がかかっていないか気がかりです。

かわいそうなのは、どっち…?

糖尿病の数値が悪化したのが6月末。7月は、訪問医が血液検査をしなかったらしく、今の数値を知るすべがありません。

そのため、あーちゃんが甘いものを食べたがるたびに、何度も説得してやめさせている状態です。

あーちゃんは、食事も薬もきちんと指示通りにしているのに、数値が悪化していることが納得いかない様子。

そして、自分なりに考えた結果……。

出した答えは「施設ではまったく運動できないから」でした。

私たち姉妹がほぼ毎日、お散歩に連れ出しているんですけど……?

運動はちゃんとしていると伝えても……。

それはあくまでも私たちが来たとき「しか」できていないと言います。

いやいや、ほぼ毎日来てるでしょ……?

自分はかわいそうだと主張したいようですが……。

やってあげたことを、きれいさっぱり忘れられている私たちのほうが、かわいそうじゃない……!?

かつてないくらい、あーちゃんの血糖値(糖尿病の指標)が悪化したのが6月末。7月は施設の訪問医が血液検査をしなかったようで、そこからの変化を知るすべがありません。そのため、甘いものを食べたがるあーちゃんには、たびたび「今は数値がすごく悪いから、甘いものは食べられないよ」と言い聞かせています。

しかし、あーちゃんからすると、施設で出された食事以外は食べておらず、薬もちゃんと飲んでいるので、数値が悪いということが受け入れられないようです。そして、自分なりに出した答えが「あそこ(施設)にいると、まったく運動ができないから」だそうで、私たち姉妹が毎日のように散歩に連れ出していることは、きれいさっぱり忘れているみたいです……。

さらに「あなたたちが来てくれたときしか、私はひとりで歩きにも行けない」と言ったあーちゃん。私たち、毎日のように会いに行っているのですが……? 何度説明しても「ひとりで外に出られないから全然運動ができない=糖尿病の数値が悪くなった」とだけ頭に定着しているらしく、自分はかわいそうだと言わんばかり。それを言うなら、これだけ毎日のように面会に来て散歩に連れ出しているのに、そんなことをすっかり忘れているあーちゃんに対して、私たち姉妹のほうがかわいそうだと思いません……?

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自宅にいたときと違って、たしかにいろいろとルールに縛られているあーちゃんですが、毎日のように娘たちが面会に来てくれて、そのたびに長時間の散歩に出られているので、運動不足でもなく、かわいそうでもないはずです。それをなかったことにされると、ワフウフさん姉妹が落胆してしまうのも、わかりますよね……。これだけ頑張った分、次回の血液検査で数値が下がっていることを期待したいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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